H14.12 というのはワタクシが初めて電池交換した日である。ま~2年ぐらいは持ったであろうから購入はH12年という事になる。西暦2000年らしい。だいたい四半世紀が過ぎたのだがワタクシは思い出す。
新宿のヨドバシカメラで買って喜んでかえって。三鷹の駅からバスで帰るのだが、その前に牛丼屋で牛丼食いながらこの時計のテスト。。。 そしたら動かんのであーーーた。ワタクシは牛丼食ってから中央線で新宿に行き、ヨドバシカメラで ゴラァしたのであーーた。初期不良で交換だけどね。
交換したのが上の。四半世紀持っている。エライ。素晴らしい。
ワタクシはカシオ、昔のカシオが好きであーた。新しい事をやる気概と姿勢があった。当事はソニーもシャープもそういう姿勢があった。他社に先駆ける、他社に出来ないことをやる。そういう気概・姿勢。ソニーやシャープが家電業界のウサギちゃんじゃあ、違うな。モルモットだあ・・・と評されるほど当時の各社は燃えて燃えていた。他社に先駆ける。他社と差別化する。
1980年代の家電メーカーは真っ盛り。
上の時計は電波時計の一発目であるだけでなく実は表面に液晶技術を駆使している。
メカの針が動く。同時にガラスの表面には文字が出る。そこがカシオの液晶技術だ。ワタクシは感動したのである。これは、ひょっとすると今後に腕時計が情報端末として変身するのではないか。ただ、画面としては小さいのだが液晶表示で文字表示が出来るのだから・・・情報端末として変身するのではないか・・・・
残念ながらカシオはこの路線を廃止した。腕時計のような電子デバイスが情報端末となるにはカシオは時代に先駆け過ぎていたのだ。その後にインターネットの普及とかアップルの台頭とかがあり腕時計型情報端末は何種類か出ているようだがワタクシは買わぬ。年取って、小さい画面はちびしーーーーーの(笑)
ワタクシはカシオのpdaのカシオペアも買った。小型ノートpcのカシオペアも買った。当時、小型ノートpcでWindows, Linuxが使えるというものも出していた・・・ カシオの技術陣は当時は燃えて燃えて真っ赤っ赤。それをサポートする経営陣も素晴らしい。ソニー、シャープといった規模の大きい家電メーカーに対して先駆ける製品を出す。ソニーやシャープがウサギさん・・・もとい、モルモットであると評された時代の後にカシオがネオ・モルモットになったかのような。
この時計は当時、四半世紀ぐらい昔だが1万円強であったと思う。電波時計なのでアンテナが必要だ。その電波は長波を使うので当時の技術ではアンテナを大きくせざるを得ないのだった。DATABANKというLOGOの上に受信アンテナがある・・・気がする。
上の写真の裏蓋の H14等の文字はワタクシが書いたのではない。街の時計屋に行って電池交換してもらったのだ。ワタクシに出来ないことはないが、当時はいそがしかったのである。どや。
それは街の時計屋のおねーちゃんが処理しましたのである。電池代込みで1000円ぐらいであったと思う。
その後にワタクシは貧乏・金無しになりました。電池って100均で100円ですぜ・・・自分で交換すればいいがなや。そだねえ。(´・ω・`)
というわけで、上のカシオの電波時計の一発目、たぶん。ワタクシは故障しないので使い続けるのである。2年に一回は電池交換ね。
ワタクシも昔は技術者であり、当時のカシオの意欲、他社に先駆ける、他社に出来ないモノを作る、そういう姿勢が大好きでありましたさ~。
そして知る、最近のカシオの低迷。早期退職者募集とかの記事。時代の波に乗るという事がいかに困難であるかを感ずるのである。知らんけど。
ま~ワタクシはソニーが2004年頃に早期退職者募集戦略で、辞めないヤツは追い出し部屋に移動とかも知っているのだよよん。近くで見ていたし(笑) ワタクシはソニーの下請けの外注のバイトの土方みたいなものだったのだが職場が追い出し部屋の近くだったので見たのだよよん。
ただ、これは恵まれているほうだ。中小零細だと、ちみいはクビ。それで終わり。
ソニーの追い出し部屋では半年か1年ぐらいは給料は出た。そこでなにするか。転職活動だ。社内で引き取りてはないか、社外で引き取りてはないか。自分で探せ、だ。
その間は給料は出る。零細企業は、ちみいはクビ。それで終わり。かなし。
そしてカシオだが。実はカシオというのは樫尾という姓らしい。だっけな。
そして思い出すのが電卓競争だ。これは昔、昔っていつだよ。昭和の40年代か。ま~そうだとしても、ビジコン社という零細企業があった。そこらの話は偉人・伝記のレベルになるのでビジコン者に就職した嶋正利ということで検索すればいろいろとわかる。
言いたいのは、カシオにしろ、ソニー、シャープにしろ、昔のビジコン社にしろ、熱意・意欲・向上心、そういうものが普通にあったのだということだ。
実はここは難しい話になる。当時は背景としては、うまくいけば儲かるという土壌があった。それが今はない。東芝は上場廃止だ。名門の東芝が こけた、に等しい。粉飾決算がバレてからの衰退は どもならんほーるど である。無能経営陣の責任である、と部外者は言いたいだろうが、そこが簡単な話ではない。
三菱自動車の不正が問題になってからの数年後には日産もトヨタも不正がバレている。これはなにを意味するか。そこを経営陣だけでなく政治家も道徳家も教員も講師も親も大衆も、みんなが考えねばならぬ。
崩れてきたのだ、日本人のモラルが。その原因は何か?
たぶん、あれだろな。教えないよーーーん。寝よ
posted by toinohni at 18:47| 東京 ☀|
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