KBB 2013。当ブログでは講談社BLUE BACKSを KBB と書く。どーや。KBBは科学をポケットに、という発想が良い。出版社の意欲を感ずる。だが、科学ものなのに縦書きだ。バッカじゃん(笑) 数式をどうするのよ、英単語をどうするのよ。縦書きにして、読みやすいのかよ、馬鹿だろ、出版社は。どーや!! わ~~罵詈雑言 なんちゅーて。
2013年の初版。最近のKBBは横書きも増えてきている。いいこっちゃ。ドシドシ横書きにしたまーーーへや。
で?
真空ってなんだろな? と思う人は読むがよかろう。素粒子論の話もあり、最後はヒッグス粒子ででくる。ま~なんというか、この手の入門書は似たようなことばかり書いておる。そりゃ違うこと書いてあったらタイヘンである。
興味持ったのはカシミール効果。読んでも ふーん ほー としか思わんかったがインチキくさい。理論が出てから実験で確認されるまで50年弱かかったようだが、これは興味を持った実験物理屋が少なかったんだろな。光学的な応用が出来るか? できんわな。
しかし、真空の理解は進んだのである。ここだね。理解が進むというところだ。
ラムシフトはディラックの理論と実験値が0.1%違うところがトリガーだった。0.1%の違いってワタクシであれば、こまけーこたーいいんだよ、なのだよ(笑) だが、何度実験しても0.1%の違いが出るとなると物理屋は我慢ならんのだろ。なにか仕組みがあるはずだ!! そこだで。
ワイは こまけーこたー いいやんけー。なので物理屋にはなれん。なんちゅう話ではない。
量子電磁気学で発散を回避する手法を朝永らが開発したのだが、それは理論を修正したのではない。この本とは関係ないがディラックは朝永らの繰り込み手法を 醜い(みにくい)と評した。天才・ディラックにとっては物理法則は数学的な美しさが必須なのだ。数学的に美しいものを自然が採用しないはずはないというのがディラックの信条だったようだ。
でもね、繰り込みは発展した。
ワインバーグ・サラムの弱い相互作用の理論・電弱理論は60年代後半に登場したが繰り込み可能であるかどうか不明だった。繰り込み可能であれば発散を避ける事ができる。
弱い相互作用が繰り込み可能である事を証明したのはオランダのトフーフトだ。1971年だ。それで電弱理論が進んだ。素粒子の標準模型が80年頃には完成した。小林・益川の理論も貢献している。
それが真空と何の関係が? そこだな。
真空って 空気がないことじゃね? 日常的な感覚ではそうだけどさ。日常の空気がある空間でも空気の分子と分子の間は何がある? なにもないだろ。そこが真空なのだよ、ちみい。ただ、何もないだろ・・・はウソだ。日常の空間で空気分子と分子の間には。。。。光があるがな。既にワシラはμ粒子が降り注いでいる事もしっておるがな。
さらにはダーク・マターもあるがな。重力子もあるがな。真空は 空気がない 状態というのは・・・幼稚園の定義とでもしよう。うむ。
で、真空は、真空飛び膝蹴り!! 昔の昔の昔のキックボクシングじゃあああぁぁぁぁ。
というわけで興味がある人は読むがよかろう。ただ、読めば理解できるか? そう甘いものではないのだよ、ちみい。ワイが上でカシミール、ディラック、発散などの単語をつかって文章を書いたのだが、ワイは理解はしておらぬ。単に知った、それだけだ。
先ずは知らねば始まらない。
昔のエライ人はいいました。習うより慣れろ。そこですね。上の本のような入門書でも10冊ぐらい読むと雑学が増えて物理学の歴史や物理学者の功績等を知ることはできるよ。
理解しようとなると教科書レベルをこなさねばならぬ。たぶん。
弱い相互作用はゲージ対称性を破っている。よってに保存則がなりたたない。P,CPが守られない・・・・
ただ、P, CPが守られていないという実験結果が先に出た。50年代か60年代か。その頃まで自然は対称性が守られていると物理学者は考えていた・・・・らしい。
で、真空の からくり とは? 場がごっちゃ!! つーかね、そんな理論が現在の最高の理論なのかね。場の量子論。その場しのぎで場を想定して・・・場がありすぎる。自然は場は一つだ!! って理論は成り立たないのかい? 知らんけど。
というわけで 結局 わかりませんでした!! なむう。
posted by toinohni at 17:52| 東京 ☁|
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