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ま~どうだかね。13-2で優勝すれば二場所連続優勝なので昇進ありだろし、12-3で優勝しても二場所連続で昇進だろし。ただ、今場所の優勝ラインがどうなるか不明。
序盤での連敗はイテテイテテいててえーー。だが逆にこれでプレッシャーなくなって今後は連勝するのではないかという甘い期待もある。知らんけど。
豊昇龍は出だし好調である。これが終盤まで維持できるかどうか。大の里は大関で数場所は留まり相撲の幅を広げるとか得意技を磨くとかの修行をしなはれや・・・どや。知らんけど。
照ノ富士はもう引退してもえーぞ。。。今場所を完遂できるかどうか怪しいとワタクシは見ておるおる。
そういう状態でワタクシは昔の昔を思い出すのである。半世紀ぐらい昔な。ワタクシが紅顔のういういしい少年だったころだ。当時の大相撲は北の富士が横綱で頑張っていた。大関は数人いた。清国、琴桜、他には。。えーと。思い出せぬ。清国も琴櫻も大関在位は長かった。琴桜はウバ桜と揶揄されていた。大関を維持してはいるものの不甲斐ないからだった。清国は・・・忘れたが。
そのウバ桜が今の琴櫻の祖父である。おじいちゃんである。ウバ桜の娘と結婚したのが琴の若であり、琴の若の息子が今の琴櫻である。
ワタクシはウバ桜の時代を思い出すのである。押し相撲であった。猛牛と言われた・・・かどうかは知らんが猛牛は近鉄・バッファローズである。。消えたが。
ウバ桜は大関で引退するのかしら、清国も結局は大関止まりだったなあ・・ ではなかった。ウバ桜は相撲人生の終盤で開花したのだ。押し相撲だけだったのが幅が出た。押し相撲も強くなった。線香花火の最後のパチパチのようにウバ桜の相撲が開花したのだった。もはやウバ桜ではない。堂々たる横綱・琴桜になったのである。感動であった。
喉輪攻め・喉輪攻め・ノドワ攻め。当時、日の出の勢いで昇進してきた天才・輪島を喉輪攻めで一気に土俵外に持っていったのである。ノドワ攻め。琴桜の得意技であった。
しかし土俵では天才・輪島の台頭、怪物・北の湖の台頭もあって横綱・琴桜の横綱在位は数場所であったと思う。長くはなかった。北の富士が引退し、琴桜が引退し、大相撲はリン子ちゃん時代になった。ちがーーーう。輪湖である。天才・輪島、怪物・北の湖が土俵を沸かせた。さらに若手の若乃花が台頭してきた。
というわけで今の琴櫻がウバ桜になるかも知れぬとワタクシは見ている。体躯は一級。素質も一級のように思える。サラブレッドである。遺伝子である。だが、何かが足りない。
昔の昔の話で恐縮至極だが天才・輪島は体躯は恵まれていなかった。胸板は薄い。体重は関取では平均より下であったろう。だが輪島は天才と称された。それは左下手を取ると負けない・勝つ。そういう得意な型を持っていたのである。左下手を取ると相手は右上手を取っている。下手と上手は上手が有利だよね・・と普通は考える。だが、そこにチャンスがあったのだ。輪島は黄金の左と称賛されたがスポーツ紙が勝手に書いたものであり左下手そのものはたいしたものではなかった。
輪島が左下手を取ると相手は右の上手を取る。上手のほうが有利だよね。普通はそうである。その普通を封じる技術が輪島の右からの絞りであった。相手は右上手をとっていて有利ではあっても輪島の右からの絞りで自身の左腕が封じられている。右の上手を取っていても自ら技を仕掛ける事が難しいのだ。そこであわくっていると輪島の左下手投げが来る。怪物・北の湖は何度も転がされたのである。
ここに、一見して有利ではない姿勢を有利に転換する事ができる・・という教訓がある。左下手は相手が右上手なので有利ではないなあ・・・ というところをひっくり返す。
不利を有利に転換する。人生訓である。天才・輪島以上に不利と思われながらも大横綱になり維持た千代の富士を思い出す。体躯は恵まれていなかったが大横綱になった。
不利を有利に転換する。人生訓である。~がないから、とかの言い訳ばかりしている無能連中は大相撲を見よ。なんちゅーて。
そういう視点で見ると今の琴櫻は体躯に恵まれ、遺伝的には運動神経も素晴らしいだろう。だが、何かが足りない。自分自身で足りないものが何かを探し求めて、それが何か・・・を理解したら今度はそれを武器に転換するのだ。
不利であると言われる下手を武器にした輪島のように。小さな体躯では不利と言われながらも大横綱になった千代の富士のように。どや。
どや、どや、どーーーん。つーか、ワタクシは不利なところが多々ありすぎて武器にできんので沈没している日々である。どや。しるかい。