2023年12月03日

電磁気学はムズカシあるよ ワタシわからないあるある ナアァ

変位電流は磁場を作るか?  作らないと書いてある本もあり作ると書いてある本もある。

エネルギーは電線のどこを通るか?  さすがに電磁気学の教科書で電線の中を通ると書いてあるものはない。ポインティング・ベクトルの説明では空間を伝わると書いてある本はあるが具体的な説明は少ない。
バークレー電磁気学ではポインティング・ベクトルという用語は出てこない。単位面積を通過するエネルギー流(エネルギー流密度 S)と書いてある。数式みたらポインティング・ベクトルの事でありましたさ~。
電子の自己エネルギーについても触れる本と触れない本がある。ファインマン電磁気学では古伝電磁気学が100%の理論ではないとして紹介されている。
高橋秀俊では紹介されて入るが踏み込まない。面倒な問題なのでここでは触れないとさ~。

で、最近の電磁気学の本を図書館で何冊か借りたのだが昔の本は文字小さく文章がびっしり。最近の本は文字が大きく図も多い。電磁気学に限らないけどね。本の価格との兼ね合いなのだろな。ページ数増やすと価格上げざるを得なくなるとか。知らんけど。

てなわけで、電磁気学の本はいくつ眺めるがよろしかろうぞう。

本だけではなく検索すると面白い仮説がでてくるからなあ。先日は平行導線で電磁波はどのように伝わるか、というタイトルの文書を見つけた。平行導線間に変位電流が流れる、変位電流が磁場からローレンツ力を受けて運動するという。
後藤尚久の電磁気学の本では電気力線を書く。だが電気力線が磁場からローレンツ力を受けて運動するとは書いてない。
上下の導線間の変位電流が磁場からローレンツ力を受けて運動する・・・・斬新ですねーーーーー。それ1950年代の文献で著者は霜田光一だった。エライ先生なのである。

直線電流を流れる電流は磁場から力を受けるというものは日本の平行導線の図が出て・・・・といううのは高校物理でも出てきた。
しかし、変位電流が磁場からローレンツ力を受けるというのはワタクシ初耳ですわ、斬新ですわ。
てな感じ、探すといろいろと面白いものが見つかるといいなあ(笑)草 森 タンポポ

posted by toinohni at 08:42| 東京 ☀| Comment(0) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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