2023年10月04日

LTSpice FFT ってのがあるんですよ なあぁにぃぃみつけちまったな

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これの信号は次のような矩形波である。imageimage

おおお なんとなく教科書に出てきたような 縦の表示を代えてみよう

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おお、教科書に出ているのに近い感じだぞう。だが教科書のフーリエ変換では次のようになるのだがなあ。ここで言いたいのは↓のグラフはプラス・マイナスで振動している事。軸の数字は上とは関係ない。 下のは両側スペクトル。片側スペクトルとは振幅が1/2になる。ここらは数学的なものでLTSpice FFTは片側スペクトルで実際の物理的なもの。   
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するってーとLTSpiceのFFTは絶対値描画しとるわけか。そうだな。そういうことにしよう。
LTSpiceのFFT結果グラフはなめらかではないなあ。。。。つーか、もともとFFTはDFTを高速化するフルゴリズムであって、どーたらこーたらで。
ポイント数が少ないのは・・・・そりゃ分解能が低いからだろよ。
もともと数点での計算値があるだけで、なめらかに繋いであーーげるってサービスですからねえ。そだねえ。

で、LTSpice FFTは理論計算での正の領域を絶対値で表示するって仕様なのか。うむうむ。そういうことにしておこうっと。

位相もグラフに出るぞ、さっき知った。右側が位相の軸

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てなわけでLTSpice FFTを使って教科書のフーリエ級数、フーリエ変換なども勉強するがよかろう。ちなみにFFTの計算では実部・虚部があるのだがLTSpiceにそれを表示する機能はないようだ。
波形データをテキストにexportする機能がありやって見たら周波数、デシベル、位相の数字がズラズラと並んだ。
それ試していたらテキストファイルが膨大な行数、秀丸で1000万行超えて警告が出てきたぞ。秀丸はデフォでは1000万行みたい。。。つーか、ワタクシがそう設定したのか忘れたが、もっと増やす事はできるらしいがやらん。
分解能をあげるためには基本波を小さくする = 基本波の周期を長くする。要するにTransientの時間を大きくする。 すると実行時に時間がかかる。
というわけで LTSpice FFTでアーーーソブ でした ちゃんちゃん

他に教科書の数式との違いは教科書は信号波形の最大値を使うがLTSpcie FFTは実効値を使うってもの。実回路では実効値使うからねえ。そだねえ。矩形波のDC成分が教科書では平均値だが上のFFTでは実効値。平均値と実効値が同じ場合もあるが違う場合もあるからねえ。そこまで考えないねえ、上のFFTを見る場合には。あ、なんか出た!!  やたっ!   終わり。だもの       

posted by toinohni at 10:53| 東京 ☔| Comment(0) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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