2022年11月19日

量子コンピュータの基本と仕込み

こういう本はな、「数式なしで学ぶ未来のコンピュータ」という副題で想像はつくと思うが、バカを釣るタイトルでバカを釣る出版社の作戦なのだよ、ちみい。
この本で よくわかったというヤツがいるならば、そいつは一を知って十を知る天才であろうぞうさん。
今の時代は客を釣る戦略ばかりだ。Youtubeでも釣りサムネ、釣りタイトルなどが多々ある。ワタクシは何度も釣られたので知っている。どーーや。

釣る・・・は限度の問題もあってな、やり過ぎると詐欺になるぞ。知らんけど。

秀和システムという出版社も釣り企業なのだ。釣り堀で釣り糸を垂らしている構図だ。そして、バカが釣られる。わしもわしも、ワタクシもワタクシも、俺も俺も、わたしもわたしも、あたしもあたしも、。。。。というワタクシの仲間は多々おろう。

これは単に紹介しているだけで技術的な解説があるわけでもないし量子論の解説もあるわけでもない。もっとも数式なしで量子論や技術などの解説が出来るわけでもないので、結局はド素人のバカが釣られる。

なんか悲しくて楽しくて・・・

それはともかくな、掛け声だけはあるのが量子コンピュータだ。四半世紀ぐらい前から掛け声はある。実現できたという話もあるが、カナダのベンチャーが開発した量子コンピュータは量子コンピュータと言えるのかという批判もある。
光を利用する研究者もいる。吉澤明のKBBの本を読んだ。2010年頃の本だが10年は過ぎたが未だに実用化の話は聞かない。

こういうのは物理でもある。2000年頃にブライアン・グリーンは「エレガントな宇宙」で、超ひも理論がすべてを解決すると大風呂敷を広げた。今後10年でこの分野は画期的な進展を遂げると楽観視していた。だが、それから20年余が過ぎて、画期的な進展はない。
掛け声は威勢が良いのは研究費をかき集めるためだろかもね。

ようするに、四半世紀も前に掛け声が威勢が良かったものが未だに実用化できないのは何が原因か。そこを科学ファンメデイアは書けよ。
研究費が足りないのであれば、ここに予算をくれょ 科学技術省様!!  だろよ。

昔、米国では第二次世界大戦終戦後に物理の博士号取得者数が激増したと聞く。強力な兵器を開発するためには物理のチカラが必要だと気づいた国の政策だろう。産軍複合体から資金が大学等の研究機関に大量に注ぎ込まれた。

研究にはカネが必要なのだ。物理の理論は昔の天才的な個人が紙と鉛筆で作り出す時代が終わって久しい。組織力・団体力・強調力などが必要な時代だ。
よってに、量子コンピュータ研究にニッポーーン政府はもっとカネを出したま~~へ (笑)

それ言ったら、~の部門は人類の緊急問題だ、政府はもっと研究にカネを出したまーーへ、となろう。
量子コンピュータが将来的にボロ儲けできる可能性があれば大手企業はカネを注ぐであろう。だが、そういう話はチョーチン記事みたいなのを雑誌サイトでたまに見るだけだ。

はっきり言って量子コンピュータは実用化できない。ワタクシはそう思うが、では60年前に真空管のコンピュータが今はスマホがその能力を凌駕している、と強がりを言うヤツラがいる。

今は無理、と思われている量子コンピュータが数十年後には普及する可能性はある。。可能性は1%てだもあれば、可能性はある、といえる。常識では ない と判断する。

とはいえ、実用化されれば素晴らしいことである。よってに研究者は頑張りたまへーーーよ。

量子ゲート方式、量子アニーリング方式、光量子方式(というのか知らんが)と種類があることは知ったのだが、まあ頑張りたまーーへ、というのがワタクシの感想である。

ワタクシは実用化はできんと思っているのだが、ワタクシのボンクラ脳の想像を超えるブレイクスルーが近未来に起きてワタクシはビックリギュートンする・・・死ぬまでに見たいぞ、それを。

なんちゅーーーて。

posted by toinohni at 12:03| 東京 ☀| Comment(1) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この本は 光の量子コンピュータには全く触れていないが、そういうものもあるようですぜ。
 吉澤明がKBBで入門書を書いているのだが登場人物はツァイリンガー、アスペなど最近ノーベル賞受賞した物理学者もいる。ただ、ここらは量子力学の解釈問題にも絡んできて量子力学を深く理解する道になるようだ。必ずしも量子コンピュータという応用志向でもない。
 このツァイリンガーはコペンハーゲン解釈派閥らしいがやっている研究はそうでもないところが興味深い。
 量子力学を深く理解しようとする真理の探究者か、タダの職人かの違いは、どーたらこーたらであるが技術が発達した事が量子物理をより深く探る道を開いたとは言えよう。80年ぐらい昔の思考実験が今は実験室で実験装置で実験できるのだ。
 それは素晴らしいと思うのだが、その実験室での成果をワタクシら一般の凡庸なる科学ファンに説明するサイエンスライター諸氏の活躍にも期待したい。
 論文を読め・・・・研究者ならそうであろう。KBBを読め、工学社を読め、Youtubeで探せ、とかがワタクシら凡庸なる善良なる市民が出来ることである。
 どーーや。知らんけど。
Posted by といのに at 2022年11月21日 20:48
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