2022年08月17日

宇宙の観測Ⅲ 日本評論社2019

宇宙線の章に次のように書かれていた。

アルファ線が2個の電子を剥ぎ取ったヘリウムの原子核とわかったのは1908年である。


なんで?  どうして?  ラザフォードが原子核を発見したのは1911年なのである。1908年に原子核の存在は知られていないはずだ。どうも上の文章は違和感がある。

で、検索すると似たような事を書いてあるサイトがあるある(笑)
原子核が発見されたのは1911年であるが、アルファ線がヘリウムの原子核と分かったのが1908年である・・・というのはありえーぬぞバカタレ!!  

なんでそう書くか。今ではアルファ線がHe原子核であるとわかっているのだがね。

アルファ線が電荷2の粒子であることが実験でわかった。それのスペクトルはヘリウムと一致する。そういうことが1908年当時にわかったのであって原子核が発見されていない時にヘリウムの原子核であるってわかるかよバカタレ(笑)

とワタクシは思います次第である。

1908年頃にアルファ線についていろいろ実験で分かったことは、アルファ線がHe原子核であると考えて間違いはない・・・・なんてのは後の話だバカタレ(笑)
なので1908年に分かったのではないわ プギャー!!  

posted by toinohni at 07:23| 東京 ☀| Comment(0) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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