2021年09月29日

パウリのかかし理論 なによそれぇ

昔、量子力学の創業者の一員でありながら量子力学の不完全さの主張を続けるアインシュタインを批判するボルンに対してボルンの弟子のパウリは手紙を書いた。

先生はアインシュタインのカカシを作って、そのカカシを攻撃しているのです。先生が作ったカカシはアインシュタインとは似ても似つかぬものなのです。アインシュタインの認識は次のようなものです・・・・略

ボルン、パウリ、ハイゼベルク、ボーア、ディラック、ヨルダン、その他の時代の天才たちが寄ってたかって作ったのが量子力学である。
パウリ、ハイゼンベルク、ヨルダンらは若い頃ボルンの助手をした事がある。なのでデブで性格の悪いパウリも先生と書く。

ここにワタクシは かかし理論を感じる次第である。まーだいたい、批判ってのはそういうものだで。昔、「噂の真相」という月刊誌があった。そこで評論家諸氏が互いに批判しあっていたり読者投稿でも批判しあっていたり・・・というのがあったわけだが、多くは かかし理論 である。
自分が勝手に相手の かかし を作って かかしを攻撃する。

こういうのも度が過ぎるとキ印だと思われるど(笑)

ちなみに 案山子 ですね。 ワタクシは 案山子理論を考案しました(笑) つーか、ほとんどが気づいているわな。何かを批判しているかのように見えても、その何かは 案山子 なのである。(笑) 案山子だから藁 稲 ・・・・ テキトー。

こういう話は量子力学の入入門書というよりは伝記ものに書いてある。たぶん。
ディラックの伝記ものを読んで印象深いのは「私の人生は失敗だったんだ」とディラックが記者に語ったという話。こういうものは伝記ものを読むがよかろう。

ところで案山子はどうして案山子と書くのか。そもそも、かかし は日本語なのか。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%A1%88%E5%B1%B1%E5%AD%90_%28%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%81%97%29/
竹やわらで作った人形。蓑 (みの) や笠をつけて田畑に立て、人に見せかけて鳥などが作物を荒らすのを防ぐ。もと、鳥獣がその臭気を嫌って近づかぬよう、獣肉や毛髪などを焼いて竹などに付け立てたもの。「かがせるもの」の意で、「かがし(かがせ)」といったところからいう。おどし。かがせ。

 

なるほどなあ、言葉の発祥というものは興味深い。臭いをかがせる、から来たのかあ。。。うーーむ。日本語は奥が深いでござりまする・・・ m(_ _)m

posted by toinohni at 07:44| 東京 ☀| Comment(0) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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