2021年07月25日

KBBの科学をポケットに 「クォーク2」

1998年初版・・・うろ覚え。実はもう何度目かの再読である。これは素粒子の話だが初心者には内容が多すぎる。素粒子発見の歴史、理論発展の歴史などたくさんある。
この本に出てくる用語をある程度知っているならば読める。知らない場合には飛ばし読み・流し読みになるのは仕方がない。だいたい、わからないところは飛ばしてもよい、と書いてあったりしたらワタクシは素直に飛ばすのである。
ベクトルメソン、共鳴、散乱断面、CP対称性の破れ、その他の用語を初めて目にした読者は、なによ、それぇ・・・!! で気絶するであろう(ウソ)
というわけで、この手の入門書をいくつか読んだワタクシは総復習のつもりで精読しているのである。KBBの科学ものは簡単な本もあれば難しいものもある。そもそも内容が難しいものを分かるように説明しようたって、くるしーぞ。読者は専門用語を知らないのだからな・・・という状態からワタクシは読み始めた。買ったの2000年頃だけど。
まあ長い間、本棚で冬眠してましたね。冬眠かよ。埃かぶってましたね。

で、今、読み返していると、疑問は次々とでてくる。一番の疑問はハドロンってなんだ?   何の役割があるんだ?  そういう意味付けが見当たらない。寿命が10のマイナス8乗とか10のマイナス23乗とかだ。そんなの存在すると言えるのか。さらに、それは励起状態であると言う。そこが一番わからんところだ。
つまり、何かの励起状態にハドロンという名前をつけている。だとすると、何かとは何か。それ陽子じゃね。陽子と陽子を衝突させてハドロンがいくつか生成されるのだが、直ぐに別のハドロンに崩壊し、それもまた崩壊し、また崩壊し、結局は安定な陽子に戻るのだろ。
初めに陽子がありました、衝突実験しました、実験後も陽子がありまして・・・ ってかね、エネルギー保存則ってものがあってな。
この実験装置の中のハドロンは陽子の励起状態に名前をつけているだけだろ。本質は陽子なんじゃね?  という疑問が昔からある。
そして、大量に発見されたハドロンを説明するためにクォーク理論が登場したわけだが、安定な物質はクォーク u,d とレプトン e(電子ね) の3種で足りる。第1世代である。すると第二、第三世代のクォーク、レプトンは何のために出てきた?  用無しではないか、直ぐに崩壊してしまうのにサー。

そこら、まったく想像できん。何の役割が?   自然は第一世代だけで足りておるおるおーーーるず。

どうも実験装置の中だけ、つまりは人工的にハドロンを作って物理学者が楽しんでいるような気さえする。いや、実際、楽しいと思うけど(笑)

そこでワタクシは妄想した。もーもー牛が啼くぅ。宇宙の始まり。ビッグバンに置いて超・高エネルギー状態ですね、その超・高エネルギー状態から陽子が生成される過程において、ハドロンという状態を経由するのである。エネルギーが質量に転化する際に多様なハドロンを経由して陽子に変わる。高エネルギー状態から陽子を生成する過程においてハドロンが役割を持つ。どーよ。ワタクシの妄想である。つまり、ハドロンは超・高エネルギー状態を陽子に変換する変換機能としての役割があるのである。テキトー。
まー、入門書を読んで妄想するのがワタクシの趣味でして(笑) 本はな、なにもなぞるだけが楽しみではないぞ。なぞるだけでは小学生じゃバカタレ!!  なんで? 
いや、実は「エレガントな宇宙」グリーン、2000年初版 の副題が「超ひも理論がすべてを解決する」だった。その本、大法螺な(笑) ブライアン・グリーンは大法螺ふきであった。妄想を語っておったぞ。
今後10年でこの分野(超ひも理論)は画期的な発展を見せるとグリン君は楽観的な見方をしていた。もう20年過ぎた。さー、画期的な発展とは何だったんでしょ? さーさーさー。
本を書いた時はグリーン君は現役の研究者ではなかったと思うが、まー大法螺って楽しいよね。
だいたいビッグバン理論だって大法螺の代表だったし(笑)
なので一読者であるワタクシは 妄想するのは自由である といいたい。つーか、妄想して楽しむ、これが良い。本をなぞるのは学生じゃバカタレ!!   なんで? 

posted by toinohni at 07:08| 東京 ☀| Comment(0) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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