2020年08月24日

素粒子論の入門書、一般向けの本のダラダラ感

入門書、一般向けの本などをたくさん読んできた/読んでいる ワガハイからすると説明がよくない、ってムカッパラが立つ。
ダラダラとグダグダと書きすぎる。書いてもいいのだけど、まずは結論をアタマに書いてその後に解説を書くようにするとマシかも知れない。
書き手の器量が・・・って言っても著者らは現役の研究者であれば本を書く時間をひねり出すのもタイヘンだろう。では、サイエンスライターが活躍すればいいじゃん・・・と思うのだよん。
竹内薫とか青木薫とかさ、名前が薫なので覚えているのだが、竹内薫は解説本が多いし、青木薫は翻訳本が多い。ともにドクター・・・というか博士号を持つ。たぶん。なので量子論の知識は相当に広く深いと想像する。

で、ヒッグス場の、ヒッグス粒子の話の入門書を読んでいたらですね。ゲージ場の対称性のためにはゲージ粒子は質量はゼロでなければならないと書いてあった。そこらは入門書に書いてあるので、そういうものですか、と思う。で、ボソン、クォークは質量を持つ。そこでヒッグス機構がひねり出されてボソン等が質量を持つ仕組みを考えだした、とかだ。

ここをどう説明するか。真面目な書き手はゲージ場とは何かを説明しないとならないと考えるだろう。そこでゲージ場の成り立ちに対して解説すると電磁気学の話から始まる。
ゲージ場とは何か。・。。。の説明の段階でボンクラの読者はワケワカメになる。
それでゲージ場ってなんだろけって理解はまったく進まない。

ゲージ場の対称性のためにwボソンは質量はゼロでなければならない。・。。。だが、質量は観測されている。どうしてか。ヒッグス機構という仕組みがあるからだ、・・・とかなる。

なんで対称性のために質量がゼロでなければならないのか?  でボクはドンづまル。

この手の本は、なんでそうなるのかと考えるとドンづまル。そこらを説明しようと著者が頑張ると数式が必須になって読者はチンプンカンになってワケワカメだ、バカヤロー!!  ってなる。

ようするに、ここらを素人に分かるように説明することはできればちょ~・天才だろなあ。

   ファインマンは昔、テレビ番組で磁石がどうして鉄を惹きつけるのか視聴者に説明してくれと司会者に言われて、私には説明できない、と断ったエピソードがある。
ヒッグス粒子とは何か、ゲージ場とは何か、ゲージ場の対称性とは何か・・・・ 一般向けの薄い本でそういうものを説明しやがれ・くださいと願望するワタクシは、無い物ねだりの高望みをしているボンクラである。ワガハイは凡庸なボンクラではないぞ、ちょ~・ボンクラである。意味は知らんのである。なむうぅ・・・

posted by toinohni at 15:23| 東京 ☀| Comment(0) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください