2020年07月03日

クォークの不思議 他

「クォークの不思議」シュプリンガーフェアラーク東京という知らない出版社の本が図書館にあったので借りた。
素粒子論の入門書・・・よりは詳しい。検出器に関しても詳しい。

で、本の内容とは関係なく僕の感想。クォークは単体では検出されていないし、そもそもクォークは50-60年代に大量に発見されたハドロンを説明するために生まれた。そのハドロンは加速器内で一瞬だけ顔を出す。10のマイナス15乗とか、10のマイナス23乗とか、ちょ~ちょ~短かい寿命だ。
そこでこんなことを考える。ハドロンって自然界にはない。加速器という実験装置で人工的に作られただけだ。10のマイナス15乗とかの寿命のハドロンなど自然界にはない。そういうものを説明するためにクォークなどひねり出したようだが、ここらはすべて物理学者の妄想の世界だ。

この手の主張は昔、どこかで聞いた気がする。どこで?  思い出せないが、クォークは自然界に存在しない、ハドロンは加速器で人工的に作られたものだ、という主張だった。
それに対して某物理学者が丁寧に説明していた記事をどこかで読んだ気がするが、そのうち探そう。上の本を読んで僕もそう考えた。いったいハドロンは自然界のどこにあるというのだ、ちみぃらは。。。。。 まあ関連するとなれば宇宙論の話になるだろう。

「現代の物質観とアインシュタインの夢」 益川敏英 岩波 95年
アインシュタインがどうしたって?   これは統一理論の事をさす。本の中でアインシュタインの量子条件ってものが出てきて、それは何だろな?  と思ったら、アインシュタイン・ド・ブロイの関係式の事だった。それって、アインシュタインの量子条件って言うのか。

で、面白い話があった。昔、湯川秀樹がノーベル賞を受賞した頃に日本の市井の科学者が「湯川は間違っている、なぜならば・・・・」という手紙をノーベル賞委員会に出したらしい。

簡単に言うと原子核内に陽子・中性子があり、そこに湯川の言う中間子があるとなれば原子核の質量はこれこれになる、という感じの主張。実際の質量は中間子の質量がまったく反映されていないので湯川理論は間違いだ、中間子はない、キリッ)   って感じか。
益川はハイゼンベルクの不確定性原理でもって説明しているわけだが、その市井の科学者は量子力学を知らなかったか理解していなかったのだと書いておる。


まあしかし、素粒子論って入門書を読むだけだが、いまいちなにかスッキリしない。ハドロンは数百も発見されている。それを説明するためにツヴァイクやゲルマンはより基本的なクォークを考えた。1964年だ。その時は、u d s の3種類だ(当然だが、反クォークも考える)。
だが、その後にクォークの種類は増えた。初学者向けには三世代6種類のクォークというのだが、量子色力学によれば三世代18種類。uクォークは3つに区別できる。他も同じく。
この18種類のクォークは当然、反クォークも考える。数は倍の36種類になる。
グルーオンが8種類、Wボソン、Zボソン、光子も素粒子だ。これらも反グルーオン等がある。
電子の仲間のレプトンが三世代6種類で反レプトンも考えて12種類だ。
素粒子の数は70ぐらいになる。
数百のハドロンを説明するために70ぐらいの素粒子が必要になった。これって多すぎ!!  ヤクルトにいた打者は大杉!!   
なんか経済的ではないなあ(笑)

まあここらは原子の数も100超えるし、基本的な粒子は少なくて、その組み合わせは豊富である・・・というように自然を理解しようとしたら、意外と基本的な粒子が多いぞ、こりゃたまげたー(笑)
人間の都合のいいように自然が出来ているわけではないって事だ。
昔の天才・ディラックは数学的に美しい理論を自然が採用しないはずがない、と考えていたようだが、美しいかどうかは人によって違うからなあ。だいたい数式を見て美しいって感じる奴らはな、アタマがへんなんだジョー(あくまでも個人の感想であり・・・)(´・ω・`)

というわけで、何らかの刺激は得たので読了とする。ちなみに「クォークの不思議」って本は入門書というよりは副読本って感じ。検出器の詳細があるし。

図書館さん いつもありがとうございますm(__)m

posted by toinohni at 06:44| 東京 ☀| Comment(0) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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