2020年06月21日

スイッチング電源というものがあってな なあぁにいぃ・・・気づいちまったな!!

昔、30年ぐらい前、某社でスイッチング電源の仕事をしていた時に回路の入り口にあるダイオードブリッジって クソ邪魔!!  って思った。なくす方法はないものか。

2,3年でスイッチング電源の仕事を離れたのだが(クビになって)、そのダイオードブリッジをなくす方法は?  という思いがIQ88のワイのちょ~頭脳の底に残ったのだった。

方法はある。ダイオードを損失0のスイッチに変えればよい。実際に損失0には出来ないが少なくともダイオードの順方向電圧による電力損失よりは激減する。
これは4個のダイオードとパラにスイッチを設けるようなものである。スイッチとしては半導体、Power-MOS, IGBT等を使えばよい。そして、タイミング制御回路が必要になる。
10年以上前にトランジスタ技術に製作記事が載っていた。確かに効率は良くなる。だが、その方式で電源メーカーが製品化したという話は聞かなかった。価格アップは間違いない方式だからだろねえ。そだねぇ。

と思っている昨今。PFC回路込みで入り口の整流ダイオードを無くすという方式が出てきた。なんと賢い!!  ワシのIQ88のちょ~頭脳の数倍は賢いぞ(笑)
次の記事がわかりやすい
https://kobaweb.ei.st.gunma-u.ac.jp/news/pdf/2018/etg19-56paper.pdf

image

このダイオードブリッジをなくしたいんねん。
そこで次のようなアイデアが出ている。
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まてまて、ダイオードブリッジはないが、代わりにダイオードが4個あるではないか。なんじゃ?
ところが、このダイオードはPower-MOSの寄生ダイオードであって部品としてのダイオードではない。
4個のPower-MOSが追加されて、しかもそのゲートは下のブロックで制御するのである。ようするに、Power-MOSをオンオフする。力率改善としての機能を果たすのである。賢いのである。

ただ、この方式がメリットを有むためには下の制御回路はIC化必須であり、さらに単独のブリッジレスPFC回路ではなく後続のDC/DC部分の制御回路もIC内に取り組む方向になろう。なんちてね。

ワイは整流ダイオードだけを無くすにはどうするか妄想した。しかし、賢い奴らはPFC回路全体として捉えた。凡庸なワシの程度がわかる。
というわけで国内の電源ビジネスの発展を心から期待するワガハイである。なむぅ。

posted by toinohni at 08:40| 東京 ☔| Comment(0) | エレクトロニクス雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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