僕が大相撲に興味を持った頃は横綱に北の富士がいて、大関に琴櫻や大麒麟や清国がいて、そこに輪島や貴ノ花が幕内上位に入ってくる頃だった。
その後に輪島・貴ノ花は同時に大関に昇進した。輪島は数場所後に横綱に上がり、後から続いた北の湖とともに昭和52,53年を輪湖時代と言われる称賛を得たのであった。
昔の相撲をYoutubeで探して見ると当時の感動が蘇ってくる。そして、また別のことも考えたのである。
輪島が横綱になる頃、先輩横綱の北の富士や琴櫻はピークを過ぎ引退は近かった。輪島が横綱になった後、北の湖が続き、その後に若乃花も続いた。
横綱はいつまでも強いわけではない。輪島が横綱に上がる頃は北の富士、琴桜はかつてのチカラを維持できず。
そして、天才・輪島と怪物・北の湖は輪湖時代と称され相撲史でも輝く一時代を作ったのだが、誰でもピークは長くは続かない。
やがて輪島は北の湖に勝てなくなり、後輩横綱の若乃花の台頭もあり、引退が近づくのであった。
ここだ。今日は輪島に限らないが横綱がピークを過ぎてからどのように踏ん張ったか、頑張ったかを見たい。
引退というのはプロスポーツでは目立つ。プロ野球では王は本塁打30本は打てるチカラがありながら、もはや王のバッティングはできないといって引退した。野村克也は現役に拘り、採用する球団があればどこでも行くという姿勢だった。40何歳かで引退した。
余力を残して潔く引退する・・・・体力の限界まで現役に拘り・そして引退する。
まーすきにしたまへ と思うのである。
で、大相撲の横綱は降格がないので成績が悪いと引退するしかない。
というわけで、今までは輪湖時代という輪島の輝かしい時代の相撲ばかり見たのだが、視点を変えて輪湖時代の後の相撲を見る。北の湖だけが相手ではない。若乃花に三重ノ海に、と出てきた。隆の里とも対戦したか。
同様に北の湖も全盛の北の湖はたくさん見たので、その後を見たい。
引退するまで、どのように しぶとく 頑張るか、そこに注目する。天才・輪島の晩年、怪物・北の湖の晩年。一つの生き様がそこにある。
わたしは 大相撲のファンである。 嫌いな力士はいない・・・・気がする。
服部桜 がんばれ!! 見ているぞ。