民家の塀沿いにバラがある。毎年この時期に咲く。秋には咲かないんだよよよおおーーーん。
さてと、バラというと西城秀樹の薔薇の鎖って・・。・。・あったようななかったような。
で、純文学で「田園の憂鬱」という小説があった。佐藤春夫だったか、うろ覚え。副題が「病めるそうび ん? そうびが出てこない。 『病める薔薇』『病める薔薇』(やめるそうび)
あれ、勘違いしていたぞ、ワテは。それ、そうび? 単なるバラではないのか。
おお、ワガハイは長いこと勘違いしていた。そうび = 薔薇 なのか。あらら。
なんだと思っていたのだ、ちみぃは? うむ。そこだな。
じつは、その小説では主人公がうじうじした性格で、地方にひっこみ。庭先の日陰で薔薇があって。日陰なのでひ弱な感じ。花も咲きそうだが、なんとも心細い枝葉だ。その弱々しい様子を自分と重ねて ウジウジする主人公の話だが、日本文学の傑作らしい。ワガハイは日本の純文学のウジウジしたところが大嫌いなのでして(笑)
で、かってに そうび を痩せた薔薇という感じで捉えていた。
痩身の薔薇って感じか。痩薔 で そうび だ!! 痩せて弱々しい薔薇なので痩薔だ。
うむ。薔薇の薔は び という読み方は存在しないようだな。
かくして拙者は50年ぐらいも間違っていたと気づいた次第である。ちょ~。もっとも薔薇って感じは書けないし、バラって書くけどね。薔薇は ばら、そうび、と読み方があるんだってよよおおぉぉーーーん。
この黄色の薔薇は日向で大きな花が威勢よく、この時期にこの民家の側を通る度に何か少し感動するものがあります。なむぅ。