2020年03月25日

現代物理学が描く宇宙論  真貝・共立出版2018

入門書というか大学教養課程のレベルというか。表紙の数式を見ると専門書かと勘違いするかも知れないが、それはハッタリである(笑) 数式いじる本ではないが広く知る事はできる。てへ。

麻呂のように入門書をたくさん読んでいると内容はどれもどこかで聞いたぞ、とか、知ってるよん、とかの話ばかりである。

で、んんんん?   これは正しいのか?  と気づいたことを書いておく。

第4章 4.2 原子の構造 P129
   ボーアの水素原子モデルは円軌道だが、ゾンマーフェルトは円軌道を楕円軌道に拡張した。そして主量子数nの他に方位量子数 l, 磁気量子数 mを新たに導入したと書いてある。
これによりゼーマン効果が説明できた・・・・

うーーむ。
ワイは方位量子数、磁気量子数はシュレディンガー方程式を解く過程に登場したと思っているのだが、既に考えとしてはあったのか。
この本のp129には水素原子の雲・・・というか波動関数の三次元表示みたいなものが出ているが、それはゾンマーフェルトの理論から出てくるものではあるまい。

ここらはボーアの水素原子モデルが他電子電子等に応用が効かず、ハイゼンベルグやシュレディンガーの理論が量子力学の完成なので重要視されないのかも知れないなあ。
ゾンマーフェルトはパウリやハイゼンベルクの先生。この時代に量子力学に貢献した物理学者は多くがノーベル賞受賞しているが、貢献度が高いにも関わらずノーベル賞受賞がなかったのはゾンマーフェルトとバスカール・ヨルダンぐらいであろう・・・・とどっかの入門書で知った。ヨルダンはナチスにかぶれたので嫌われたとか。

写真の下の画像は波動関数の三次元表示でよく出てくるものだが、それはゾンマーフェルトの理論から出てくるものではないはず。

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写真暗いぞ、ごらぁ!!  興味を持たれた方は本屋へゴー!!  朕は出版社の回し者ではござらぬが。

科学好き、宇宙論好きで好奇心旺盛だが教科書レベルの本に手を出すのは遠慮するぜって人向けの本である。つまり、ワガハイ向けとして最適である!!   ま~、図書館にあったでよ。

posted by toinohni at 08:35| 東京 ☀| Comment(0) | 物理科学雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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