2019年12月06日

太陽光発電というものがありまして

最近は「脱FIT」という言葉もあって興味が出てきたので調べている。とりあえずエレクトロニクス・エンジニアくずれであり、電気系技術者もどきであり、通信系や電力系の国家資格も所有するワタクシなので調べるだけはする。
工事担任者って30年以上前に取得した次第である。だって受験料は会社持ちで取れっと上司が言うんだもの(笑)
今の興味はオレんちの近隣住民の多くが屋根にソーラーパネルを載せたらどうなるか、という問題。この時の余剰電力はどこへ行くのか?
太陽光発電の入門書等には、余剰電力は近隣家庭で消費されると書いてある。その近隣家庭でも太陽光発電設備を持っていた場合にはどうなるのか、という問題なんだわ。

電柱に6600V—100V(200V)変換トランスがある。一つの柱上トランスに10戸がぶら下がっているとして、その10戸が太陽光発電したらどうなるのか?
そのトランス経由して6600Vのラインに電力は逆流ですわね、と普通は考える。だが、それホンマでっかね。

ここらの問題。家庭用だけでなく、10kWh以上の業務用の太陽光発電にしても、そういうのが増えたらどうなるのか ? 
電力会社の発電所は昼間は出力を半分ぐらいにして夕方から翌朝まで平常稼働する・・・とか? 

つまり、ある地域の電力需要を把握した上での太陽光発電の普及という広い考え方が必須なのでありますね。
ところが、そのような話は太陽光発電ビジネスでは書いてない。バカがバカを騙す構図だからなあ。業者は売りたい。売ると儲かる。売った後は知らん。倒産して消える。

ここらは電力行政、電力産業なども絡んでくる話なのであーる。

明日から、ここらに注意して調べる。10年で元が取れるとか、買取り価格が10円ぐらいになっても太陽光発電ビジネスは儲かるとか・・・・テキトーなデタラメ話は、背後の事情を知ってから考えようね。

posted by toinohni at 18:30| 東京 ☀| Comment(0) | エレクトロニクス雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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