講談社BBである。2013/8 第1刷 @図書館
ワタクシはこの本の初めの当たりで「素粒子の種類は17」というところで引っかかったのである。それは少なすぎる(笑)ワタクシは次のように理解しておる。
物質粒子はクォークとレプトン
クォーク 3世代6種のフレーバだが1つのフレーバーはRGBで3つに区別されるので3世代18種類。反クォークもあるので倍の 36種類
レプトン 3世代6種類のフレーバであり反レプトンもあるので倍の12種類
力を媒介するゲージボソン
強い相互作用 グルーオン 8種
弱い相互作用 weak-ボソンが2つにzボソンで 3種
電磁気力 光子 1個
ゲージボソン 12 これは反粒子を考慮しているので倍にならない
足すと、36 + 12 + 12 = 60 なのである。これにヒッグス粒子が加わる。よってに素粒子の数は60台に載りました!! どや。ここらはレオン・レーダーマンの本に書いてある。他の入門書でも同様であろう。
では上の本の著者の大栗が言う17種とはなにか? 数え方が物理学者によって異なるのか。
大栗は少なくとも反クォーク、反レプトンは数に入れていない。大栗の数え方は次のようなものだ。
クォーク 3世代6種類
レプトン 3世代6種類
これで12になる。
強い相互作用はグルーオンが8個あるが、これを1つとして数える。よってに 13になった。
次に弱い相互作用ではweakボソンの±を1つとして数える。これで14になる。
弱い相互作用の z ボソンを1つとして数える。これで15になる。
電磁気力の光子が1つだ。これで16になる。
そしてヒッグス粒子が加わる。これで17だ。大栗の分類はこのようになっている。
弱い相互作用で2つ出てきた。weakボソンとZボソンが分かれている。
だが、区別できるという事は別種の素粒子だ。どうしてW+,W-を1つとして数えるのか。グルーオン8種類を1つとして数えるのか。ワケワカラン。
chatGPT3.5先生に訊いた回答の中で参考になるところだけ示す。
しゃーないのでwikiでも見るべいな(´・ω・`)
標準模型 – Wikipedia
分類でワタクシが理解していないのはこれだな。ゲージ粒子のところ。
ここね。グルーオンは8種あってひとかたまり。弱い相互作用は2つに分かれている。weakボソンとZボソンだ。この理由がわからない。弱い相互作用は W+,W-,Woとあった気がする。W+とW-は物質・反物質の関係。Woは電荷が0なのであり、その後に名称Zボソンに変わっている。
「素粒子の統一理論を求めて」西島和彦 岩波 1998年ごろの本ではZボソンは登場していない。Wo , or W0 であった。
ゲージ粒子を4種類とするならばクォーク、レプトンで12種なので + 4 で 16。これにヒッグス粒子が加わって17になる。小栗はそういう話をしているようだ。多分な。
えーと、本来は著者はとか小栗教授はとか 書くべきところでありますが、通常われわれはニュートンが重力の数式を考えたとかアインシュタインが一般相対論を考えたとか言う場合に、ニュートン先生が、とか アインシュタイン博士が、とか言わぬ。よってに物理学者の小栗が、という敬称略で書くあるよろし、ゆるしてちょんまげあるよ、それ。
で、肝心の「超弦理論」だが。ワタクシは「エレガントな宇宙」ブライアン・グリーン 草思社 2001年 を思い出すのである。林一、林大が訳者である。名前が一文字であり兄弟なのか親子なのか知らぬが珍しいぞの。
で、副題が「超ひも理論がすべてを解明する」である。
クォーク2、講談社BB(1998ごろ)で南部陽一郎が超ひも理論が大風呂敷を広げて・・・とかの文を書いておったのである。
「エレガントな宇宙」でブライアン・グリーンは「この分野は今後10年で画期的な成果を出す」とかの楽観視をしていた。だいたい四半世紀過ぎたのである。ブライアン・グリーンく~ん、画期的な成果って何か出たのかーーーーい(笑)
という興味もあって小栗の「超弦理論入門」を読んでいるのだが、2013年の本である。10年が過ぎた。ならば当事よりも今は相当に進展している・・・・・かどうかは分からぬ。
ブライアン・グリーンが画期的な進展を見せると楽観視してから四半世紀が過ぎとるのであるぞの。
どや。ようするに停滞しているのだ。これが現実だ。だが、飛ぶ前に雌伏せよということわざもある。停滞しているように見えても努力は続けられているのである。それが次のブレイクスルーに繋がる・・・場合もある。どや。
吉田伸夫というサイエンスライターが素粒子論や量子力学等の入門書を何冊か出している。ワタクシはほとんどを読んだ。半分は図書館で(笑) いや、半分以上か。数冊はワタクシの本棚にもあるぞの。
吉田伸夫の本で一番印象に残ったのは次だ。
「この手の入門書でも教科書でも決して内容を鵜呑みにしてはいけません」 どや。
子供の頃から勉強はなぞることだった。そりゃ小中高ではそうだな。だが、大人になってからは違う方向も考えるべしなのだ。多分。知らんけど。
もっとも最近のチャッターズも「AIは必ずしも正確であるとは限りません」って断わりを表示しているよね。そういうものだよ。ただ、世の中にはアポとパカがおるよってにAIがそういったんだからあぁぁぁ、って信じ込む・鵜呑みにするアンポンタンも一定数はおるおる、オールズ。
知らんけど。
さーて。この分野の成果。。。。ブライアン・グリーンの言う画期的な成果が今後の四半世紀で出てくるか。。。長生きしないと確認できねーーーーーーずら(´・ω・`)
ところで、この分野の研究者って何人いるのだろかしら。大学の物理系の大学院で院生と教授ら・・・でも、この分野とは限らないだろうし。
なにか実験して検証できるような話でもないらしいし。そういえばワインバーグかサラムか忘れたけど超ひも理論に関しては否定的な見方というか、そういうの持っている物理学者も多々おるそうな。ようするに確認しようがないのだ。実験して確認しようがないので正しいのかどうかも分からぬ。そうなると物理学者の妄想の世界ということになってワタクシは、ま~どうでもえーがなや (笑)草 森 タンポポ ってことに。なにを!
上の本の最終章は「空間は幻想である」というタイトルなのである。それでワタクシは思いついた。物理学者は妄想を語っているだけである。どや。(笑)
物理学者は妄想で生きているぞの。知らんけど。
ワタクシが一番言いたいこと。 ま~ すきにしーーーーぃや それだけである。
posted by toinohni at 13:54| 東京 ☁|
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