量子力学の教科書にはエルミート行列だがエルミート演算子だか、そんなのが出て来るが、エルミートとは何か という説明もないままにエルミート行列はあ、とかエルミート演算はぁとか具体的な説明を始める。バカタレっちゅーの。そんなのワタクシの愚脳が理解できるわけがない、キリッ)
で、「はじめての解析学」講談社BBを読んでいたらエルミートの話が出てきた。
これは数学者のフォン・ノイマンが「量子力学の数学的基礎」という論文で物理量がエルミートと対応する事を指摘したそうな。詳しくは知らぬ。
だが量子力学の教科書ではエルミートとは何か、誰が量子力学に導入したか、などは書いてない。「量子力学Ⅰ」小出昭一郎、裳華房 にもフォン・ノイマンが導入したという話は皆無だ。単に行列のたくさん出るページの中でエルミート行列とはこれこれである、という感じ。
こっちはエルミートってなんだよって思っている時に、いきなり具体的な話を始めるのでついていけんわあ。
エルミート演算子の固有値が物理量と対応する、ということを数学的に整理したのである。たぶん。
ここらだよなあ。エルミートってなんだよって思っている時に、その説明もないまま具体的な話をする・・・バカタレリ。分かるのはおまいだけどゃ、いきなりそんなの聞いて 何をいうとんの、この先生は・・・で終わる。
こういう例は多々ある。基本的な用語の意味、成り立つを説明しないままに突然 出してきて具体的な話を始める。いったい、この先生は自分が学生の時はどうだったのか疑うが、大学教授になるレベルだとスーと理解出来たのかもしれないねえ。ワタクシの愚脳とは違って賢脳なのだねえ。
エルミートの数学における業績とフォン・ノイマンが著した「量子力学の数学的基礎」を知らねばワタクシは納得しないものだよよん。
とはいうものの「量子力学の数学的基礎」は南海キャンディーズ・・・ではなくて難解であるらしい。邦訳があるのかどうかも知らない。邦訳があって、さらに解説本があるといいなあ。
ちなみにフォン・ノイマンは間違いも犯している。それはベルの定理とかで検索するとわかる。ただ、当時の物理学者・数学者は、フォン・ノイマンが書いたのなら正しいだろうとして精読しなかった感じもあるらしい。
ま~、油断したらいかのきんたま。
エルミート演算子の固有値は実数になる、それが物理量に対応する。量子力学の波動関数は複素数だが観測できるのは実数である、どーたら・ろこーたら、なのだ。バカボンのパパなのだ。
よってにここらを分かりやすくサイエンスライター諸氏が書いたら売れるで。ワタクシは買う。2000円以下ならば買う。数千円もしたら買わない。図書館に申請する(笑)
というわけで、教科書は紙数制限があるようで余計な事は書けないらしい。ベージ数が増えると価格が上がるらしいぞの。
だったらサイト記事にしろやあぁぁぁぁぁぁ(笑)
終わり。
posted by toinohni at 15:00| 東京 ☁|
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物理科学雑学
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