ワタクシが読んだ一般向けの素粒子の本で主なものは次のとおりである。
「クォーク2」南部陽一郎・講談社BB 1998年
「現代の物質観とアインシュタインの夢」益川敏英・岩波 1998年
「素粒子の統一理論に向かって」西島和彦・岩波 1998年
素粒子論は相対論的場の量子論を基礎としたゲージ場の理論で記述される。素粒子の標準理論はSU(3)×SU(2)×U(1)のゲージ理論である。どーや。
素粒子の種類はクォーク、レプトンが物質粒子でゲージボソンがチカラを媒介する粒子である。その種類は覚えた。全部で60種ある。量子色力学(QCD)を考慮し、反物質等も数えるとそうなる。
クォークは3世代36種、レプトンは3世代12種、ゲージボソンがグルーオン・weakボソン・光子で12種。36 + 12 + 12 = 60 である。実はそれにヒッグス粒子が追加され61種。ヒッグス粒子が複数であれば60をゆうに超える。
どーや。
では2000年以降は一般向けの入門書ではどのような事が書かれているのか。それがタイトルの本である。
これはなかなかの本である。数式たくさん。講談社BBとは違う(笑)2010年頃に買って数回は読んで、今でもたまに読み返す。どうも説明が違うのではないか、なんか変だな・・・という感じが数年前にあった。誤記が多いのだ。朝永振一郎を朝永信一郎と書くようなミスがある。
そこで出版社サイトでのサポートを見た。
てなわけで再チェックする次第である。
https://gihyo.jp/book/2008/978-4-7741-3624-0/support
しかし、この本は何で縦書きなんだろけ。横書きにすると売れないという信仰があるのだろかね。講談社BBもそうだが、なんで横書きにする決定が出来ないのだ?
この本は右ページは縦書き、左ページは横書きと数式と図など。そういうのは全部横書きにしたら一発!!
付録は全部横書き。数式たくさん(笑)
なんで横書きにするって決定ができないのかしらねえ(激笑) 科学ものなのであり小説ではないのだよ。出版社は科学入門ものを横書きにすると売れないという信仰があるとしか思えんのだわ。どーや。(笑)草 森 タンポポ
で、数式はだいぶ難しい。高校生には無理。理工系の学生でもアホの学生には無理。ディラック方程式の導出なんてものもある。これは理学部の物理系であれば学部で学ぶだろが工学部では学ばないものだろ。と思うけど。
この本の付録1,2,3,4,5を理解できればたいしたものだで。と思う次第である。
誤記訂正が多すぎるので改定本が出ているか・・・・と思ったが出ていないようだ。
てなわけで次は2010年代に出たこの手の本を探してみよう。まずは図書館で探すばい。
posted by toinohni at 07:35| 東京 ☀|
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物理科学雑学
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