なかなか良い。KBB(講談社Blue Backs)の量子力学関連の入門書では数式がまったくないものだと何いってんだかわかりにくい。このぐらいの数式が出る方が分かりやすい。もっとも高校数学の知識は必要である。
KBBでも読者の高校数学・物理の知識を前提としている本もあるにはある。中西護「相対論的量子論」がそうだった。1981年だ。
和田純生「場の量子論とはなにか」は数式ほとんどなしだが、かえってわかりにくい。高校数学・物理の知識は前提としていいのだ、どうせバカは読まないのだ どーや。
上の本はゼロから学ぶとタイトルに出ているのだが小中学生向けではないからサー。まあほんまの初心者はKBBの入門書等をいくつか読んでからこの本を読むといいかもなあ。
バカはゼロからじゃないじゃーーーーん!! と言って放り出すだろ。そういう連中はな、先ずは図書館で読んでみるがよいサー。本は買う前に図書館で読むんだ、それが知恵ってもんだでバーーーーか。ワタクシは貧乏・金無しなので本は買えなくて図書館に行くのであるが(´・ω・`)
上の本は2001年の本である。20年ぐらい昔だで。図書館はいいよなあ。昔の本もたくさんあるでばらん。
で最後の章が行列力学や場の量子論をちょい出し紹介していた。
量子力学というとシュレディンガー方程式だ。
HΨ = EΨ
なんだ単純な数式じゃん・・・・ だが両辺にΨがあるから約して H = E としてはならんのだぞ。左右で意味が違うのであーーーる。
難しいのはHに隠してある。Hを書くと・・・・面倒なので書かないがハミルトニアンという。
シュレディンガー方程式は微分方程式であると同時に固有値問題でもある。上の簡単な式で固有値問題だなと勘づく。
そして波動関数Ψの解釈で長くグダグダしている・・・らしい。コペンハーゲン解釈が実用的であり主流である・・解釈自体は数十とあるようだ。知らんけど。他世界解釈というSF的なものもあるぞ。
だが、ハイゼンベルクの行列力学では波動関数はないのだから解釈問題ってないでしょうが・・・・とワタクシは以前に考えた。波動関数はないのだから悩まないでいいはずだ。。。。。 どーや。
ところが行列力学とシュレディンガーの波動力学は数学的に等価であるという。うーむ。そうであれば波動関数に相当するものが行列力学にもあるのだろなあ、とワタクシは想像したのである。
上の本を読んでいて気づいた。行列力学も HΨ = EΨ と同じ形をしているのである。
HやΨが行列になっているのであった。。。 だから行列力学かあぁ!!
シュレディンガー方程式での微分演算子は行列力学では行列演算子である。波動関数は状態ベクトルである。・・・・・ すると状態ベクトルの物理的な意味はなんだ? と悩むことになるのか。
時間発展性が波動関数にある、演算子にある・・・・うむうむ。
シュレディンガー描像、ハイゼンベルク描像なども入門書に出てきたなあ。上の本にはないけど。
てな感じでヒント満載である。場の量子論のちょい出し紹介もヒントになった。
ヒントを得るというのも入門書の役割であろう。少しは数式があれば初学者はこのような数学を学ぶ必要があると知る。学ぶというのは何を学ぶ必要があるのかを知るところから始まるものでもある。なんちゅーて。
上の本とは関係ないが、能書きを書く。
素粒子論は相対論的場の量子論を基礎としたゲージ場の理論である。
SU(3)C×SU(2)L×U(1)Y である。群論も出てくるぞーーーさん。指導原理もある。
C color, L 左巻き、Y ハイパーチャージ ここらは専門過ぎてワケワカラン。
・ローレンツ不変性
・ゲージ不変性
・繰り込み可能
これらを満たした最初の理論は量子電磁気学である。
上の本をきっかけとしてワタクシはここらまで知ったのである。知っただけであり理解しているわけではないのだよん。これこれを理解するにはなにを学べばいいのか、そこらを知るのも入門書の役割なのであーーーーーる。
ここらに興味を持ったオツムの良さげな少年は理工系の大学に進みたまへ。学ぶことに興味がある若者、社会人も本やサイトで知識を仕入れたまへ。
NMB48と学くん を見て学びたまへ。バカはなんもしないのでバカのままなのであろうぞーーーーーーうさん。なんちゅーて。
と、浅学非才、不勉強が身に染みるワタクシが言うてみましたんだよおぉぉぉぉん。
で、ハイゼンベルク流の量子力学の教科書が図書館にあるので予約した次第である。入門書の次は教科書が待っているのである。だが教科書は数ページ眺めて放り出すのが経験則でもある。
量子力学はディラックが書いた教科書が一番良い、それ読みこなしたら理解はかなり出来ている・・・という人がおるおるおーーーーた君。本は8000円ぐらいだなあ。でも図書館にあったので一回借りたのである。するとなんということだ・・・・ 2ページで放り出した次第である。
こうなると教科書の解説本が必要になるなあ、ワタクシのレベルでは。
というわけで入門書・解説本をいろいろと探すワタクシである。KBBでも数式がほとんどないのはいらん。そういうのはもう読んだ。次のステップだで。。。。 なんちゅーて。
さてと、大雪はなかったし、フルフル詐欺だったなあ・・・と思いながら散歩でもするか。路面凍結もなかろう。。。。いや、日陰は危ないぞーーーかもなあ。
posted by toinohni at 08:35| 東京 ☁|
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