天の川銀河の中心部には太陽質量の300万倍もの大質量ブラックホールがある・・・らしい。発見者はノーベル物理学賞を受賞したのだった。
300倍ではなくて300万倍ね。
そうだとすると・・・銀河系の質量にこれはどのぐらい寄与するのか? と思ってGooglingしたら銀河系の質量は太陽質量の1.5兆倍だとサー。10の12乗のオーダーである。300万って10の6乗のオーダーである。へ にもならん(笑)
その銀河系の質量だがバリオンだけでは説明がつかない。えーと恒星とか惑星とかガスとかの物質だけでは説明付かないのである。運動力学的に求めた質量は光学的に求めた質量の10倍ぐらいはあるぞ・・・ってかね、そういうことは1930年代に米国のツビッキーという天文学者が論文書いている。だが、注目されず。ツビッキーの死後に論文は注目された。
それは銀河の回転研究で天体の回転速度が半径によらず一定だという事がわかったからだ。ニュートン力学で考えると半径が大きいほど回転速度は低くなる。これがほとんど一定である・・・という観測結果を説明するためには見えない物質が必要になる。
わしらの銀河系もダークマターという見えない物質が満ちている。つまり、わしせはダークマターの中で暮らしておるおる。
まあそんなこと言ってもな、太陽ニュートリノが毎秒・膨大な数、わしらの体を通り抜けているとか言ってもな、わしそんなこと関係ねーし。だいたい、わしらは電磁波に埋もれて暮らしているのであるが、わし感じないし(笑)
というわけで、自然は単純で美しいと昔の昔、ワタクシが地方の偏差値の超・低い高校の頃に物理の先生が言うたの。
ワタクシは、それはチガーーーウ !! と思ってまして。自然は単純で美しいというのは、ちみぃの単純なモデル限定な、そういう単純なモデルを見て、自然は単純で美しい、って勘違いも甚だしいで。ワタクシは物理学科にはすすみませんでしたね。こんなアホ教員になるって矢田亜希子、ヤダー。
1990年代のKBBの入門書ではダークマターの正体は素粒子論からまもなく回答が出るであろうと書いてあった。谷口某の本だったと思う。しかーーーし、未だに出てこない。とっとと出せえーーーやあーーー!!
そういえば、ブライアン・グリーン「エレガントな宇宙」2000年頃 では、超ひも理論は今後10年間で画期的な発展を見せる、と楽観的なことを書いてあった。それから20年が過ぎた。画期的な発展などなかったのだった(´・ω・`)
とっとと画期的な発展をしろーーーやあぁぁーーーーーバカタレ!!
ヒッグス粒子は1960年代にアイデアが出たが発見されたのは2012年か。50年は過ぎたのだった。
重力波は1915年に一般相対論が出てから100年ぐらい過ぎて発見された。
「クォーク2」南部陽一郎 1998年 で南部は物理が曲がり角に来ていると書いていた。実験と理論がコラボして進展して来た時代が終わり、理論を検証する実験をしようがない状態に来たのだ。
カネかかるしよ(笑) カネかけたら出来るとも限らないのだしよ。くまった くまった しまくらちよこ ・・・・ 吉本のパチパチパンチーーーーかーーーーい!!
というわけで、ワタクシは自然が単純で美しいと思えるような感性は持ち合わせておらぬのである。
ディラックは うつくしい方程式を自然が採用しないはずがない という信念だったらしい。物理の理論は美しいものでなければならないのだ。アインシュタインの一般相対論の方程式やディラック方程式を見て美しい・・・と感ずるには数学が相当にできないとイカンのだろなあ。
そして、ディラックは場の量子論の発散を回避する くりこみ理論を 醜い みにくい と評したのだった。
その 醜い繰り込み理論が素粒子論の指導原理になっている。
結局は、自然は美しくないのだ(笑)
ボーアの水素原子モデルは水素原子スペクトルを説明する事ができて大成功であったが、パッチワークとか継ぎ接ぎ理論とか揶揄されたのだった。前記量子力学だ。
だが、これは今でもある意味物理の理論というものの本質ではなかろうかとワタクシは考えるのである。物理現象を説明するために考え出す、工夫する。寄せ集め、パッチワーク、継ぎ接ぎ、そういうものはディラックにとっては 醜い ものであろうなあ・・・・知らんけど。
てなわけで自然は単純で美しい・・・と感ずる感性はワタクシにはない。
だが、最近、PCをWin 11にしたらPCを起動すると美しい自然の風景が出る。素晴らしいシーンである。自然の風景は美しい・・・とワタクシは感動するのであるが、ちょっとじゃま臭くなってきたのでPC起動時にそれが出ないようにする設定を探す次第である。
なむうぅ。。。。。。
posted by toinohni at 11:07| 東京 ☁|
Comment(0)
|
物理科学雑学
|
|