2001年の本である。ワタクシの本棚にあって捨てようかなと思って、捨てる前にスキャナーで自炊しようかなと思っていたが、読み直して分かったことがある。
ワタクシは字ずらを追っただけで何も意味を汲んでいないところが多々あった。ようするに、まるで理解してなかったのである。どっひーーーーーー。
ブラックホールは太陽質量の数十倍の星が超新星爆発を起こし、その後にできる場合がある。。。という話は宇宙論の入門書に書いてある。だが、大質量ブラックホールが発見された。
この本、2001年初版だが、超・大質量ブラックホールが何十も発見されているのである。わっしーーーーー。。・・ ワタクシはそれを覚えていなかったのである。この本を読んだはず、2002年ごろに。。。。 カラーがたくさんあって、なかなかきれいなCGだねえ、で終わったんだねぇ。。。。
太陽質量の300万倍とか20億倍とかの大質量ブラックホールが発見されている。いくつも。300倍ではなくて300万倍な。天の川銀河の中心には410万倍のブラックホールがある。発見者は2020年のノーベル賞受賞したで・・・・・
だが、疑問が生ずる。太陽の数十倍の星が超新星爆発後にブラックホールができるとして、宇宙の年齢 140億年ぐらいで太陽質量の数億倍もの巨大質量ブラックホールに成長できるのか?
当然の疑問だが、この本にそのシナリオが軽く紹介されていたのである。1ページぐらいで。。。。。 1ページで説明できるものかバカタレ。。。。などと思ってはいけない。まだ仮説だし、概要としては1ページで良いのである。たぶん。
ただ、その説明でワタクシが納得するものであるかバカタレ、そんな簡単に分かるかアホタレ・・・と自分自身を罵倒せずにはいられないのである。
コンピュータシミュレーションも紹介されていた・・・・・・
そこで思い出した。ワタクシは2000年代なかばに放送大学・自然の理解コース修士課程の科目履修生となり、勉学に励んだのであるが科目の一つに「宇宙観の変遷」というのがあった気がする。科目名はうろ覚えである。コンピュータシミュレーションで大規模構造ができるかどうかを試すものがあった。ダークマターを考慮しないでも大規模構造は形成されるが1000億年以上かかる。ダークマターを考慮すると数十億年で大規模構造が形成されるとかだった。
だが、その科目の中で巨大質量ブラックホールについての言及はなかったと思う。まー。
というわけで入門書、一般向けの本はね、丁寧に読むといろいろと書いてあるって知るだよ。どうせどっかに書いてあるものと同じだろから・・・と流し読み、飛ばし読みするとね、大事なところを見落とすんだよおおおんんんんんん。
上の本でも巨大質量ブラックホールへの成長過程は1ページで説明していたんだし(笑)
まあこらは仮説の段階なので・・・いや、待て待て。2001年の本でそう書いてあったのだから20年後の今日この頃はどのような成果が紹介されているであろう。
ワタクシは近所の図書館に日本評論社の宇宙の本18巻があるの知っている。図書館行って読むかいな・・・ なのだが、新コロ緊急事態の期間は図書館は休館しとおるおる。で、わし困る。さらに延長するという話もある。わし困る(´・ω・`)
予約すると本の受け取りは可能なので利用しますがね。ワタクシは本は手にとってパラパラと見てから借りるのが原則でしてね、えーえー。そうもいっとられませぬねえ。そだねぇ。
教訓 科学ものの入門書、一般向けの本は最新の本を探したまへ。
posted by toinohni at 08:07| 東京 ☁|
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