技術系の最高資格である技術士の試験には適正科目とかいうものがある。昔の昔は大卒だと7年の実務があるといきなり二次試験を受験出来た。予備試験は免除だったのである。ワガハイも昔の昔に大学出て企業で働いた頃、いずれは取りたいと思った資格である。
だが、すぐに興味なくした。社内で技術士の資格を持つ人がいたが、パッとしないのである。管理職ではあったがね。
電子機器の開発・設計する部門ではメリットはないなと思って忘れていた。40年ぐらい昔の話サー。ワイは年取ってしもたで。
で、10年ぐらい前に技術士の試験ってどうなってるのかなあ、と思って調べたらワイは一次試験から始めねばならぬのであった。試験制度が変わっていたのである。一次試験は修士卒だと免除されるらしい。。。。くそーーー、ワガハイも修士ぐらいは取るべきだったなあ。。。。貧乏学生を2年間は耐えなければならず、やだね、働いてカネをもらって自活する方がマシだよねと思った次第である。2年間も大学のように ぬるま湯 で時間を無駄にしてたるかってのよ テキトー。
そこで1次試験を受けた。合格した。一次試験は合格率50%ぐらいだろ。勉強して受験すればだいたい受かる。その試験に適正という科目があってびっくりした。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/000025.html
なかなかりっぱなことを書いてある。ただ、試験というものは正解はこれだと分かるので適正を不合格になる奴はいないだろう。いたらバカか正直者かどちらかだ。
で、疑問は高い倫理観を持つであろう技術士が何人もいるであろう大企業においてウソとインチキがはびこったのはどうしてだ? 三菱自動車のインチキ、日産のインチキ、他の車メーカーのインチキ・・・・ 技術レベルが高く倫理観も高いであろう技術士がいても役に立たんではないか(笑)
まあ、技術士がそういう分野で働いていたかどうかは知らない。品質部門とかさ。
てなわけでワガハイは技術士一次合格で興味なくした。役に立っとらんのではないか、技術士のみなさんよって感じだ。まあ自己満足の一つではあろうけどね。
少なくとも電気・電子系の技術士で独立して活躍している人は。・。。。探せばいるかなあ。昔のワイの職場の上司も50代なかばで大量人員削減の際に退職金上増しに釣られて退職したのだが、その頃に技術士に合格して自宅で技術士事務所を運営・・・・したらしいが。
だれがそいつに仕事頼むねん? どうやって営業するねん。じじいの技術士に誰が仕事頼むねん・・・・ ってかね。
ただ、僕は次の一文だけは心に刻んでいる。
(継続研鑚)
10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。
これだけは涙がでるほど感動するなのです。これはバカがバカを騙す構図の一つか。それとも意味があるのか。
プロ野球で言えば、上手になりたかったら練習するしかない、と三冠王3度の天才・落合がよく言う取る。これがバカには通じない。球団が組んだ練習のスケジュールをこなしているから練習していると思っているバカがたくさんいるのだ。で、練習終わったら接待付き飲食店にレッツラゴーだ。バカタレだ(笑)
王は畳が擦り切れるほどバットを降り、長嶋は自宅地下にトレーニングルームを作って密かに練習していたというぞ。
で、技術士はバカばかりだから継続研鑽を綱領に明文化しないとサボる連中ばかりだろってことだ(笑)
自己研鑽って前提だろ、常識だろ。。。。と思っていたのだが明文化した時点で実際の技術士は馬鹿ばかりだとバレたわけだ。
ワイは技術士のような高度な技術は持っていないし、こういう倫理に対しても疑問だらけなので技術士には向かないですわ(笑)
ただ、自己研鑽は自分の意思で続ける、当然である。暇つぶしとして最適だからである。どーよ、なにがよ、知るかよ(笑)
以上、前フリを終わる。本題だが、その前に一つ蛇足を先に書く。
素粒子論の入門書を読んでいると自分が興味ある事がなかなか出てこないという場合がある。素粒子の質量に関してだ。規則性がわからないのだが、ヒッグス粒子が素粒子に質量を与えるという話はある。だがヒッグスによる質量は2%であり98%は量子色力学から出てくるという記述もある。
カイラル対称性の自発的破れによるものだ、、、という記述もある。
量子電磁気学は精密科学になった、電子の異常磁気能率とかは実験値と理論値が有効数字10桁で一致するとか自慢話が必ず出てくる。
素粒子の場合には質量に関して、そういう自慢話 がまったく出てこない。出てこないということは実はあまりわかっていないということなのだろうよと想像するけどね。
つまり、あまり言及がないということは書けるだけの明確な理解がない、あるいは書くのが専門的になりすぎて一般向けでは書けない、って事だろとしておく。
技術分野でもそういうところはある。
例えばWi-Fi。検索するとヒット数はかなりのものだ。中には技術的な内容も少しはある。変調技術とかね。だが無線の出力としてはほとんど詳細はない。
電波法との絡みとか出力の詳細とかは ほとんど ない。 一般向けにそんな事を書いてもしゃーない、ということなのか、実は書き手も理解が浅いので書けないのではないか。
技術系のサイトでも出力に関してはほとんど書いてない。ちなみに出力が20mWとか書いてあるのは説明に入らないのだ。
AM放送の場合に出力はどう表現するか。例えば民放で周波数が1000kHzで出力が100kWであるという場合に、それは何をあわらしているのか。搬送波の電力か。変調すれば帯域が広がるぞ、それはどうするんだ・・・ ってかね。
wi-fiの場合には帯域が広い。なので帯域も考慮した電力を定義してあるのだろう。しらんけど。
10mW/MHz とかのように表現するだろうなのです。ところがWi-Fiの解説ではそこまでは書かない。ようするに出力については数字としては触れないのだ。一般向けには説明し難いからだろうなあ・・・・としておく。
だいたい電力ってなんだ? ということから説明しないとならんぞ(笑) 電気回路の基礎から話をしないといかんぞ。
でも技術系サイトであれば、そのぐらいやれよって思うけどね。
というわけで自己研鑽だぜ。。。。自分でとっとと調べやがれ、だぜ。。。。
ワガハイも座右の銘を「自己研鑽」として掲げておくか。A4に印刷して額に入れて神棚に祀るとするか(笑) 稲 麦 草 タンポポ ヤブガラシ
posted by toinohni at 11:36| 東京 ☀|
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