「素粒子の統一理論を求めて」西島和彦・岩波 90年代半ば
「現代の物質観とアインシュタインの夢」益川敏英・岩波 90年代半ば
ともに一般向けの本である。教科書ではないし副読本でもない。
朝永振一郎「量子力学と私」ではディラックの相対論的量子力学とパウリ・ハイゼンベルクによる場の量子論が素粒子論を駆動するのであると書いてあった。
素粒子論の基礎理論は場の量子論である、とサイエンスライターの吉田伸夫は書いている。
上の2冊では場の量子論に加えてゲージ場の理論が素粒子論の基礎理論であるという感じであった。
なんのこっちゃである。ゲージ対称性が破られると質量ゼロの粒子が出てくるとか、どーたらこーたらなのである。
上の二冊は一般向けであり、そういう本だとゲージ場は・・・ああいう説明になる。重力場も電磁場もゲージ場である。だから、ゲージ場って何よ? ゲージ対称性って何よ? ワケワカランぞ、バカタレ、バカタレはお前じゃ アホタレ!! なにを!! 以下、繰り返し。
益川の本では、ゲージ場は接続の幾何に基礎を置くなんて書いてあったぞ。。。。 だから、それは何よ?
ここらの入門書でしつこく何度も出てくるのが対称性という用語だ。そして、そして対称性があれば保存則があるというネーターの定理が出てくる。ネーターは女性の数学者だ。
SU(3)、U(1)などの記号が登場するが、ワシはワケワカメである。
そして、弱い相互作用では対称性が破れているという実験結果が出てくる。それは入門書によっては神は左利きである、とかになる。たとえ話としてはそういうことになる。ちなみに、私の私のカレーはインドカレー と歌ったのは麻丘めぐみではない。左利きで麻丘めぐみを連想するワタクシであった。なむぅ。
対称性があれば保存則がある・・・・うむうむ。そして、自然は対称性が成り立っていると物理学者は信じていた。うむうむ。1960年頃までは・・・・ そう。対称性が破れているってレオン・レーダーマンが発見しちまったのだ。マダム・ウーが発見しちまったのだ。
じゃあ、ゲージ場は対称性があるのか。だから。ゲージ場ってなによさ? それが分からんのに対称性があるとかないとか言うっても無駄じゃーーーーーん。
とりあえず分かったこと。素粒子論は場の量子論とゲージ場の理論が基礎理論である。
ゲージ場の対称性がどーたらこーたらなので、そこからWボソンは本来は質量ゼロなのだが、ヒッグス機構によって質量が与えられた、とか言うとる。
そのヒッグス粒子は2012年に発見された。素粒子の標準理論で示された素粒子はすべて出揃ったのである。ばんざーーーい!! ってか。
しかし、そこら理解出来ているのはその分野の物理学者だけじゃーーん!! オレにも教えてけろーーー、頼むさかい!! と考える大衆は多いと思うぞ。
ゲージ場の理論がどのように発展してきたのか、Google検索10段(自称)のワガハイが検索して次のサイト記事を見つけた。これは素晴らしい・・・ いや、少なくとも現役の物理学徒はこういう事柄を経験してきたんだなあという事はうかがい知る事ができる。
当然だが、内容についてはワイはワケワカメである(笑)
http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~qft.web/2004/proc_pdf/kugo.pdf
ゲージ場の理論が出てからそろそろ70年ぐらいになるのか。60年ぐらいか。こういうの理工系の大学の学部で講義はあるとすれば物理系だけだろかね。工学部ではないかもなあ。何か役に立ちそうな理論ではなさそうだし(´・ω・`)
さてと、ゲージ場の理論の入門書でも探すか。素粒子、量子力学等に関しては一般向けの本としてワガハイは次の2冊を精読する予定である。
「詩人のための量子力学」 レオン・レーダーマン
「量子物理学の発見」 レオン・レーダーマン
著者は実験物理学者でクォークのいくつかを発見した人であり、弱い相互作用で対称性が破れているって見つけちまった人でもある。これは神は左利き・・・とも表現される事もあるが、ワイは敬虔な御先祖崇拝教徒なので西欧の神が左利きだか右利きだか どうでもいいわん(笑)
願わくは国内の一線級の物理学者も退官後に一般向けの本を書いておくれと。何人かいるけど、もっと書いてーーーな。子供らが自然科学に対して興味を持つトリガーとなるのは、そういうエライ先生が書いた本である場合が多々ある。無名のサイエンスライターが書いても注目されないのである。テキトーである。
それはそれとして、今日も暑い。エアコンなしで10年ぐらい。高齢者が熱中症で死亡という記事を見かけると次はオレか・・・と不安になったりして。よーし、年金蓄えてエアコンを買う準備をしよう・・・・かな。
posted by toinohni at 10:56| 東京 ☀|
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