入門書を数冊よんだで。それで素粒子論が理解できました、なんて言うやつはおらんやろ。おったらアホじゃ(笑) 時代の天才連中が数十年かけて築いた理論を入門書数冊よんで理解できてたまるかってんでー、ボケー!! なーーんてね。
分からないことは色々あるので一つ二つメモ。不確定性原理というものがある。これもなあ、ハイゼンベルクの不確定性原理の説明の際に粒子を測定するためには光を当てねばならない、光を当てると対象の粒子は飛んでく・・・とかの話があると、それは不確定性原理発見のトリガーの話であって不確定性原理ってそういうものではないから・・・・とツッコミ入れたくなる。
で、素粒子論の入門書で使われるのは次の式。
Δt・ΔE ≧ℏ/2 というもの。
時間とエネルギーがこういう関係になるんだって。へー。
湯川が中間子の質量を見積もる際にも使われたという話だ。エネルギーがべらぼーに高い状態でも時間がちょ~・ちょ~短いのであれば許される、と解釈する。
おかげでハドロンの中には寿命が10^-23 というものも出てくる。10^-23 sec ですぜ。これはもう一瞬とも言えぬ。そのハドロンが光の速度で運動するとしても10^-23 secで進める距離は陽子サイズぐらいだぞ。そんなの観測できるわけないがな!!
そう、観測できない。なので間接的に観測するという事になる。だが、その前に不確定性原理ってそういう解釈ができるのか、とワイはちょ~・ビックリ。
エネルギーがどんなに高くても、ちょ~・ちょ~・短い時間なら存在が許される、ってボクは強引すぎる解釈だと思います、せんせー。強引だろ、これ。なー。
素粒子論は場の量子論とゲージ場の理論を基礎理論とするのであります、キリッ) なんてのもある。そのゲージ場の理論によると、ゲージ対称性が素粒子のWボソンに要求されるのだが、Wボソンの質量はゼロでなければならない。ゲージ場の理論によるとWボソンの質量はゼロでなければならない。なのに質量があるようにみえる。ゲージ対称性が守られていないじゃーん!!
そこで、質量かゼロであってゲージ対称性が守られる形式でありながら、同時にWボソンが質量を持つ仕組みが必要になった。ヒッグス機構とかヒッグス粒子とかの話になってくるぞ。
ここら以前に、ワイはとっくにワケワカメ状態になっておるおる(笑)
ハドロンのエネルギーがべらぼうに高い状態も寿命がちょ~・ちょ~短い間であれば許される、ってのも嘘っぱち状態のように思える。不確定性原理をそう解釈するってのが、強引すぎると感ずるワタクシである。
ゲージ場の理論でゲージ対称性が守られるためにはゲージ粒子は質量がゼロでなければならない。・。・。・。・ 光子は質量ゼロでいいのだけどWボソンはどないすんの、観測したら質量がデカイすであるのよ、どないすんだーーー!! そこで質量はゼロでありゲージ対称性は守られるが同時に質量を持っているように見える仕組みとしてヒッグス機構がある・・・・なんて話、ちょ~・嘘っぱちすぎる感じがするワタクシである。
素粒子論でなくても朕は分からぬことは多々ある。量子力学でのベルの定理。入門書でも取り上げられていて、著者としてはわかりやすく書いているのだろうけど、麻呂には理解できぬ。ごめんね、バカすぎて(笑)
そういうわけで、こういう本を読んで理解できた!! って思う連中は・・・いないと思うけど、いたとしたら天才か単なるホラ吹きか、いずれかであると拙者は考える。まあ天才は世の中に少ないとは言え、一定数はいるらしいからなあ。だが、ほとんどはホラ吹きだろう。
そして、中にはソレガシのように正直にわかんないもん、って言う心が素直で善良なる市民もおるおるおーーるずなんですねぇ。
で、一つ苦情。こういう入門書は縦書きが多いが出版社はぜひとも横書きにしてくれたまへ。数字を表現する時に縦書きでは読むのが面倒なのだよ。専門用語で英単語が出る場合も縦書きでは個々の英記号を90度右回りに回転して縦に並べるという苦肉の策を施しているが、横書きにすれば解消するのだ。
ついでにいうと、縦書きである限りオレは買わない。バーーーカ!!
(聞いた話では横書きにすると本が売れないという先入観・恐怖心が出版社にあるらしい。だが、横書きにしないかぎり、オレは買わんぞ、バカタレ!! )