1995年頃、オレは貧乏・金無しではなかったのである。本はたくさん買った。本代が月に数万円・・・その結果、本棚はすぐに埋まり。引っ越しの際にはたくさんの本を捨てたのであった。
で、この本は非常によい。薄い本である。親切な解説書というものではなく素粒子論の概要をうまく説明している。数式はほとんどない。
著者は中野・西島・ゲルマンの法則で知られる。「クォーク2」南部陽一郎・講談社BB でも紹介されていた。
Amazon レビューがないのが不思議である。まあ専門書ではないけどね。
量子色力学が登場する当たりの背景については分かったぞ、オレっ。。 QCDってやつね。
だが、用語としては知らない、理解していないものがいくつかでてきて、その場合はワガハイはGoogle検索10段(自称)のチカラを発揮するのであった。(笑)
束縛状態、共鳴状態。時に共鳴状態は実にわかりにくい。というかワイは理解してないもんね。衝突実験ではドロンが生成される際の説明でも共鳴がでてきた(別の本だと思うが)。
他に内部自由度というのもわかりにくい。電子のスピンが例として良いかも知れないが、なんで点である電子に内部自由度があるのか? ほんとは点じゃないからだろうなあ。
素粒子について入門書をいくつか読んで次のようなことが書かれていたので列挙する。
レオン・レーダーマン ---- 素粒子は真空の泡立ちである
佐藤文隆 ---- 場の振動モードを粒子と言いくるめる場の量子論
吉田伸夫 ---- 素粒子は粒子ではない
西島和彦 ---- 素粒子は場の量子である
ワガハイ ---- 素粒子は妄想・幻想である(笑)
素粒子論は場の量子論とゲージ場の理論を基礎理論とする、と言われる。ところが、場の量子論は一時期たいへん不信感があったのである。そりゃ無限大がでてくるような理論が信用できるか。だが朝永振一郎らが繰り込みを発明して発散を避けることが出来た。避けたのであって理論を修正して解決したのではない。そこに不信感は残ったのだろうと想像する。昔の話な。1950 - 60年代とか。
というわけで、ゲージ場の理論の入門書、一般向けの本でも探すか。これについてはまったくしらんもんね、わし。電磁気学から発祥したとか言うとるけど。
そうそう、電磁気学も復習というか、学び直しが必要だわな。ボクが学生の頃の教科書はベクトルポテンシャルはおまけって感じだったが、電磁気の本質はベクトルポテンシャルらしい。測定できるのが電場・磁場なので工学部卒のワタクシは昔の電磁気学しか知らんのである。なむぅ。
ところで、室温が30度である。エアコンないの。それでも暑くない。昨日まで32℃超えていたからなあ、この時間の室温は。2℃の差は大きいね。熱中症にならないように水分・塩分補給してだな、今は体力があるからいいが70,80歳になったらエアコン必須だろう。
明日から年金を貯金してエアコンを買う準備だ(笑)
posted by toinohni at 08:48| 東京 ☀|
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物理科学雑学
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