https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202007170000165.html
「私が東大学長なら、すぐに合格させます」
脳科学者の茂木健一郎氏(57)は、高3で受験生でもある藤井棋聖の「脳力」を高く評価している。「米国なら、ハーバードでもスタンフォードでもどこでもAO入試で入れます」とも付け加えた。
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天才列伝 講談社BB を読んだら昔のノーベル物理学賞受賞者が奨学金で大学に行ったという話がいくつか出てきた。そういう制度が国内にあるのかどうか知らないが、特待生制度というのはあったなあ、昔。今は知らん。
昔、ワイが特待生制度を利用してボンクラ私大に行こうと先生に相談したら、特待生でもボンクラ私大はやめておけと助言されたのである。しょうがないから国立大に行って育英会の奨学金もらったが額が小さい。酒のんで終わりだった(笑)
という話はどうでもよく、さすが脳科学者の茂木くんだ、と思ったのは次の一文である。
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藤井の頭脳の大きな特徴として、「詰め将棋の作者であること」を真っ先に挙げた。解くだけではない。作るために考える。これが脳を鍛えるのに役立つ。
同じ場面を、09~12年にメインパーソナリティーを務めた「全国高等学校クイズ選手権」でも見た。優勝常連校で、東大にも数多くの合格者を出す開成(東京)や灘(兵庫)の学生が、クイズを作って出し合うことを必須の練習としていた。「問題を作ることで、外から客観的に物事を見る能力が鍛えられる。それが脳を発展させるすごさにつながる」(茂木氏)。
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ここにヒントがある。それは何も受験生の高校生だけに該当するものではない、とワシは考えた。
茂木くんが言う取る事は、やっかみ半分・ひがみ根性半分で解釈すると、東大の研究者は問題を作る事が不足している、つまりは、与えられた問題を解く訓練を続けてきたのであって、ようするに既存の問題の解き方をなぞるのがうまい、その類似も解くのはうまい、だが、そこまでだ。
だから、東大の研究者はノーベル賞受賞者がさほど増えない。茂木くんの言うことはだいたい合っている。小柴の後を継いだ梶田くんは東大の大学院卒であるが大学は埼玉大学であった。
つまり、茂木くんがいうように、自らが問題を作り出して解答を探すという訓練が東大の研究者は不足しているのである。だから、ノーベル賞に結びつくような画期的な研究成果が出ない。出来るのは、なぞって、なぞって、そして、なぞってからの少しの拡張である。
茂木くんは その典型であってな。正直な人ではある。
若い頃から問題を自分で見つけて解こうとする姿勢、典型的なのはアインシュタインだ。16歳の頃に光と一緒に進んだらどうなるんだろうと想像し、妄想したというからね。
ここで僕は茂木くんの話に感謝する。脳を発展させる・・・少年や若者だけの話ではない。ワイのような認知症の手前、ボケ老人の手前であっても、脳を活性化する事ができる、と予感した。
それは茂木くんが言うように自分で問題を作り、自分で解答をしようとする・・・その姿勢であって、決して既存のものをなぞれという事ではない。
なぞる・・・勉強の基本である。ワイは小学校の頃から先生が黒板に書くものをノートに書き写していた。だが、6年では辞めた。だって、教科書に書いてあるじゃん。なんで、それをノートに書き写す必要があるの?
そこだぜ。ワイは授業参観で友人の母親に聞かれた。なんで君はノートとらないの?
ワイはどう答えたか忘れたが、ノートに書き写すのに意味はない、と心のなかでは思っていたのだった。うむうむ。
ようするに、せっせと黒板を書き写す作業に集中し、先生の説明を聞いて理解する、という姿勢ではないから、バカばかりを生むのである。(笑)
なぞる、という事は 場合に寄ってはバカ な作業である。もちろん、漢字を覚える、書けるようになるとかのメリットはある。
というわけで、僕は茂木くんがいうことに感心したのである。さすがは脳科学者である。自称だけど(笑)
もうひとつの茂木くんのいい加減さ
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盤面で驚かされたのは、棋聖戦第2局、伝説の後手3一銀だ。この一手、最強将棋ソフトは4億手読んでも出ず、6億手に拡大して、やっと候補の1つに出た。藤井は23分考えて、指した。「彼の根本的な将棋脳の特徴。定跡にない手をゼロの状態から考える。丸暗記より、問題を考えながら解いて伸びる子の典型。晴れやかで自由で伸びやかな、子どもたちのモデル」と話した。
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これだと藤井の棋譜を追っているかのようだが、最強将棋ソフトは。。。ってどれだよ、まさかPCの将棋ソフトではあるまいな(笑)
posted by toinohni at 12:56| 東京 🌁|
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