昔、巨大掲示板が流行りだした頃は他人を誹謗中傷するにしても、
氏ね、市ね、 とオブラートを心がけていた。20年ぐらい前はそうだった。
ところが、そのうち、
死ね
と書くようになった。
これは単純にバカな連中がインターネットの掲示板を使えるようになったからだ・・・と言うのも一因であろう。バカでもアホでもチョンでもノータリンでもアホタリーノでもジジババでも幼児でも使えるようになった。
ここらは社会学者の分析に任せる。たぶん、研究しているだろう。この手の書き込みをする連中の世代、素性、学歴、職業、国籍、年収、その多のパラメーター。
今は5ch.net, 2ch.scよりもSNSでの書き込みが問題らしい。
https://hochi.news/articles/20200523-OHT1T50198.html
22歳の若さで亡くなったプロレスラーの木村花さんのツイッターに対し、「やめろ」、「気分悪い」、「消えろ」などと書き込んでいたアカウントが23日午後、続々と削除された。
木村さんは「毎日100件近くの率直な意見。死ね、気持ち悪い、消えろ、今までずっと私が1番、私に思ってました。弱い私でごめんなさい」などと投稿し、悩んでいた様子を明かしている。著名人からはネットリンチについて批判の声が相次ぎ、BBCなど海外メディアも「ネットいじめがあった」と報じている。 これまで起きたインターネット上の中傷を巡っては、名誉毀損や脅迫容疑などで捜査当局が書類送検するケースがあり、遺族らが投稿者に対し民事で損害賠償請求を起こす場合もある。
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一応、技術者としてメシを食ったワタクシは技術革新が人々の生活を便利にし、そして同時に人々を賢くするツールとして技術の成果物が活用されることを願っていた。
ところが、現実はそうではない。インターネットをデマやデタラメ話の真贋を調べるために使うのではなく。それに乗せられるために使う。
ちっとも人々は賢くならない。
どうしてか。
それはバカが大衆の定義である、と言えば足りる。要するに バカ ばかりだからだ。
バカにツールを与えても、その活用を工夫できるわけがない。
人は成長するに連れ、賢くなる、知識が増えて賢くなる・・・とワタクシは僻地の偏差値40の高校の頃に考えた。
ところが人は勉強しても賢くならない。勉強すると学力が上がる事はあり得る。だが、賢くならない場合も多々ある。
インターネット、PC、スマホ等のツールは人々を賢くする要素はあるものの、バカがバカでなくなるわけではない。
バカには、おまいはバカだ、とキチンと指摘するしかない。
昔の2chでは、歯ね、氏ね、市ね と書くぐらいの心の余裕があった。今は 死ね と書く。バカの度合いは相当に進んでいる。バカには、おまいはバカだ・・・と指摘するのが最良だ。
ネットの規制が始まるだろう。そこで発言の自由とか叫び喚く連中が出てくるだろう。
それでいい。発言の自由だ。
そして、責任もある。匿名での投稿は 調べれば誰が投稿したか 簡単に分かるようになって、脅迫罪・中傷罪のような名称はともかく新たな刑罰が規定されるかも知れない。
残念だが、事件が起きて死者が出ないと国は動かないのだ。なむぅ である。