ダークマターがなんで必要か。銀河の回転の観測から必要になった。銀河の中心に巨大質量があるとして、周辺の天体は中心力が働く。向心力だったか。その場合には半径が小さい天体の方が半径が大きい天体よりも速度が早くなる。
太陽・地球、木星を考えると地球の速度は木星の速度より早い。だが、銀河の場合には半径方向を横軸に、縦軸を速度とするとフラットになる。内側も外側も速度が同じだというのが観測結果だ。なんでや。
で、この説明はマズイ。多数の天体からなる銀河と太陽・地球、木星のようなシンプルなモデルを同一に扱えるわけがない。
で、ここらは数式かかないとどうしようもないが、本の名前は忘れたけど谷口なんとかさんが書いた入門書に解説が出ていた。KBBだったと思う。
要するに半径方向で速度が一定というのは光学的に観測される銀河の質量ではあり得ない。なので何らかの物質があるはずであり、それは重力とは作用するが電磁気的な作用はないという、ちょ~不思議な物質なのである。わけがわからなので ダークマターという。
銀河はダークマターに包まれている・・・という事は我々はダークマターの中にいる。だが、気づかない。じゃ、別に気にしないでいいね(笑)
ダークエネルギーというものも必要だ。宇宙の膨張は加速しているって観測結果が2000年頃に出た。宇宙の天体間は重力が働くから膨張にブレーキがかかると考えていた物理学者は、ドッヒーと驚いたのだった。膨張を加速するにはエネルギーが必要である。なのでワケワカメな場合にはダークを使え。ダークエネルギーだ。
我々は宇宙に住んでいる。地球は太陽系の一つの惑星である。太陽系は銀河系の端っこに位置している。要するに、我々は銀河系に住んでいる。われわれは宇宙人である。
ところが人は知恵が浅くて、地球人は宇宙人であるという認識はない(笑)
ダークマターやダークエネルギーにしても、我々はダークマターの中におるおるおるのであって、ダークエネルギーの中におるおるオー~ルズなのである。
だが、ダークマターは遠い宇宙のどっかにあるとテキトーに考えて、ダークエネルギーはどっか遠いところにあるんだろなと考えてしまう。
てな事を昔考えた次第であるが、最近、似たような本を読み返したら、だいたい忘れていた(笑)
重力とは作用するが電磁気的な相互作用はしないというちょ~都合のいい物質はあるとしたらグラビトンである・・・ なんてね。ただ、一般相対論の重力を量子化して得られるグラビトンではないグラビトンだ。重力とは作用する、他の力とは相互作用しない、新しい素粒子だ。
グラビトンというとまずいか。よっしゃ、ニューグラビトリーノとでもするか(笑)
重力レンズ等による観測からダークマターはある、という事ですので。
で、ここらの話は20年ぐらい前から変わってないのな・・・・新しい何かが出てきましたかね。
しらんけど。