入門書というものは始めは易しく、途中から難度が上がると同時に駆け足になる。出来の悪い教科書もそういう傾向がある。
始めチョロチョロ、中パッパ、終わりは爆走!! そういうパターンがあるのが出来の悪い教科書とか出来の悪い入門書だ。聞いてるか、先生!! わっはっは。
FFTのアルゴリズムの説明。N = 4とかN = 8とかの簡単な場合の説明をしてから、いきなり一般化のプログラムが登場だ。なんで、そこから一般化ができるのだ?
そのプログラムもCodeがズラズラと。コメントもほとんどなく。
そういうのいったい、初学者はどう理解しろと?
N = 4, N = 8から一般化するにはFFTのアルゴリズムを数学的に説明してだね、根拠をキチンと示さないと。
シグナルフローを見れば一般化できるって・・・そんな学生は優秀な一部の奴でよ(笑) オレのような出来の悪い学生には無理ぃ・・・・ってのが多いと思うよ。
プログラムにコメントも書かないって…・・なんだよ、先生よ!! データはこれこれに入れる、変数はこれこれである、ここらの処理はforループの3段になっている・・・このぐらいの説明はあってもいいと思うのだがなあ。
そういう例題を写経して。BASICだったので写経して動作見たら動かんのだった。Codeを見直したら無限ループになっている。本当に動いたのかよ、これ。先生!!
多分、先生のパソコンでは動作正常だったろ。本にする際に何かあったのだろ。デバッグ途中のファイルを本に載せたのではないか、先生!!
わざと動作しないようにして読者にデバッグさせることで教育効果を高めるという作戦だったのかい、先生!!
出版社は編集が無能なので、こういうバグがある場合に出版社に連絡する方法も書かない。本を出したら出しっぱなし。ミスがあったら修正しろよな・・・今では出版社サイトでサポートがあるのが普通だけど。昔はそうではなくてな。
というわけで古い教科書のプログラム例を見て、ワテはむかっ腹ですわ。こんな本を買ってしまって、ちょーーーくやしーーーでして。